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コメント
2件
📣さんの「にゃ」が可愛すぎて毎回しにかけました!!✨🥹💖 📣さんの可愛くて優しいところを存分に出してくださりありがとうございますっ!!!🥹💖(?)
天才!神!ありがとう!!
主
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⚠︎nmmn注意⚠︎ ⚠︎キャラ崩壊注意⚠︎ ⚠︎誤字脱字注意⚠︎ ⚠︎神様パロ⚠︎
主
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番外編 リクエスト
六奏神社の夜は、静かだ。
けれど、人の世の夜は、少し違う。
街灯の光。
アスファルトに落ちる影。
遠くで聞こえる、笑い声と、苛立ち。
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路地の塀の上。
紫がかった毛並みの猫が、一匹。
いるまだ。
今夜は、人の姿ではない。
理由は単純で――
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創造の神は、時々、理由もなく姿を変える。
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軽やかに跳び、塀から電線へ。
電線から、街路樹へ。
夜風が、ひげを揺らす。
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願い。
怒り。
不安。
音にならない感情が、空気に滲んでいる。
その時。
低い声。
猫の耳が、ぴくりと動く。
路地の奥。
女の子が、一人。
制服姿。
鞄を胸に抱え、壁際に追い詰められている。
その前に、数人の若い男。
言葉は荒い。
距離が近い。
ℐ
ℐ
いるまは、音を立てずに地面へ降りた。
創造の神は、世界を“創る”存在だ。
だが同時に、壊すこともできる。
――けれど。
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必要なのは、ほんの少しの“ズレ”。
選択肢を、増やすだけ。
いるまは、あえて大きく鳴いた。
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間の抜けた声。
男の一人が振り向く。
いるまは、わざと足元をふらつかせ、路地の中央を横切った。
注意が、逸れる。
その一瞬。
いるまは、地面に“作った”。
見えない段差。
気づかれない水たまり。
靴底が、微妙に滑る角度。
一人がよろける。
空気が、崩れる。
女の子の前に、小さな隙間ができた。
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いるまは、女の子の足元に擦り寄った。
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顔を上げる。
女の子と、目が合う。
震えた声。
いるまは、しっぽで、路地の出口を示した。
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言葉はない。
でも、伝わる。
女の子は、一瞬迷って――
走った。
男たちが追おうとする。
その瞬間。
街灯が、ちかりと瞬いた。
路地の奥から、別の足音。
実際には、警察はいない。
けれど、そう“見える未来”を、いるまが少しだけ創った。
男たちは、舌打ちして散っていく。
静寂。
路地に残ったのは、猫だけ。
いるまは、しばらくその場に座っていた。
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創造は、目立たない。
誰にも感謝されない。
でも。
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少し離れた角。
女の子は、立ち止まっていた。
息を切らし、振り返る。
誰もいない。
助けてくれた人も、追ってきた人も。
その足元。
いつの間にか、紫色の猫が座っていた。
女の子は、しゃがみ込む。
小さな声。
いるまは、ゆっくり瞬きをした。
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言葉にはしない。
代わりに、軽く鳴いた。
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番外編 リクエスト