湊
お、おい!なんだよ!これ!

暁
俺は何も知らない
俺は何も知らない
俺は何も知らない
知らない
知らない
知らない

輝
なんだよ...これ..自殺...?

湊
だっ..誰がやったんだよ!
こんなこと!

輝
誰が?まるで..他殺のように言うな...

湊
だってそれしかありえねぇだろ!?

湊
こんな状況だぜ?朝陽が死んだのは
自殺に見せかけたものに決まってる

輝
だが...遺書もあるんだぜ?
そんなわけないだろ

そんなことを言いつつも
俺達は心の中では
「もしかしたら他殺じゃないのか」
と思っていた
湊
朝陽は誰にやられたんだ!
犯人は出てこいよ!なぁ!

暁
違う俺じゃない!信じてくれ!!

輝
(だんだん収集がつかなくなってきた)

輝
(犯人は誰か分からない...だがこれだけは言える)

輝
(俺は犯人じゃない)

輝
なぁ遺書を読もうぜ...犯人の
名前が書いているかも...

湊
無いだろ!朝陽は殺されたんだ!
遺書は偽物に決まってる!

輝
もし本当に自殺だとしたらどうする?

輝
もしこの遺書が本当だったら
どうする?

湊
いやっ....そんなわけ...いや....

輝
読んでみる価値はあると
思うんだ...充分に

俺が遺書を読み上げる
少なくとも犯人の名前は
書いてなさそうだ
輝
えーと「私は自殺です、理由は殺人犯に殺されたくないからです
犯人は分かりませんが私は一つ
分かっていることがあります
輝くんとオンラインでやって
いたのは私です、甲はゲームを
やっていません」.....は?

湊
つ...つまりどういう事なんだ?

輝
馬鹿か?甲は殺される時
どの部屋にも入ることが
できたって事だ!

輝
つまり犯人は甲の部屋に
入った人物じゃなくて
甲が用事のあった人物なんだよ!

輝
....つまり誰でも...アリバイの
ある俺でさえも犯人扱いされるって
事だ...甲はどの部屋にも入れるだろ
ノックさえすればさぁ!
本物の遺書ならな....

暁
警察に...

輝
ああもちろんだ!

俺は警察に遺書と朝陽が死んだことを伝えた...すぐに警察が来て
事情聴取が行わられた
四日目と五日目は
それで終わった