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パウーラメンセツ

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パウーラメンセツ

1 - パウーラメンセツ

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2019年02月10日

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中学生

ありがとうございました。

ドクリ、ドクリ、と、自分の心臓が嫌な音を立てる。全身から嫌な汗が吹き出し、手足が震える。

係員

お気をつけて。えぇと、次は・・・

頼む!それ以上は言わないでくれ!!

私は心の中で何度も叫ぶが、残酷なことに、目の前の悪魔は慈悲もなく、一息つくと、その赤い唇が動き、はっきりとした声が響き渡った。

係員

では・・・

ああ、終わってしまう。

係員

受験

私の人生全て

係員

番号

これで終わった・・・

係員

35〜45まで、お入りください。

いやあああああっ!!!!!!!!!

文也

って顔だな。

宵音

ふ、文也。だっだだだって!!

文也

あまり硬くなるんじゃねーぞ。見ててこっちまで緊張するからな。そんなんじゃ落ちるぞ?

そう、ここは、何を隠そう奈倉御公立高等学校面接試験会場前。

全国の受験生が何を犠牲にしても行きたがる高校No.1なのだ。

そんな高校の面接試験会場前にいて、緊張しない鉄心野郎はいなかろう。

文也

ま、何でもいいが、そろそろ行けよな。最後尾なんだし、ましなほうだろ。

宵音

でも〜

此奴は私の幼馴染文也。どうやら、彼も私同様この学校希望らしい。

宵音

はあ。

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