真波
疲れたー
仕事ってこんなに大変なんだ
真波
ただいま!
ママ
おかえりなさい。
ママ
ご飯できてるわよ
パパ
おつかれー
もう帰ったのか
真波
うん
ママ
どうだった?
真波
んー大変だった
パパ
でも
さすがわが娘だ
ママ
そうねーあんな大手企業の会社に入るなんて、
真波
そうかなー
パパ
そうだよ
パパ
ごちそうさま
そろそろ寝るな
ママ
はい。
真波
わたしもごちそうさま
真波
(んー誰かに見られてる?)
仕事から1ヶ月この日
から真波は、
すこし妙にそわそわし始めた
真波
おはようございます。
上司
おー後輩くん
おはよー
この人はとても
真波と会社のパートナーとして
優しくしてくれている。
真波
あのーそろそろ
名前で呼んでくれません
上司
なんで
真波
いやー
上司
まさか!
真波
ん?
上司
俺に名前で呼んでほちぃの?
真波
違います
変な誤解を出す言い方やめてください。
上司
すまんすまん
上司
でなんで?
真波
だって
後輩“くん”って
男の子でもないのに
上司
じゃー
上司
後輩ちゃん?
真波
もー
上司
ごめんごめん
上司
かわいいからついからかいたくなるんだよ
真波
それ
他の女性が聞いたら
疑われますよ。
課長
おー真波くん
真波
(また“くん”!んまあ、課長だししょうがないよね)
真波
はい?
真波
おはようございます
課長
おはよ
課長
実は君に
ある仕事を引き受けてくれないかなと思って
真波
どういったものでしょうか
課長
いや、子供の企業なんだけど
真波
(子供なら、好きだから)
真波
はい、喜んで引き受けます
上司
あのー、課長、私はーなにをしたらいいのでしょうか
課長
君は真波くんをサポートしなさい
上司
はいわかりました
(ヽ´ω`)トホホ・・
課長
あはは
真波
ふふっ
上司
飯食った?
真波
はい、サンドイッチを
上司
そうか、じゃあ!
俺なんか食ってくるわ
真波
はい、じゃあいってらっしゃい
真波
(誰から?だろう。)
真波
(えっ、誰?)
真波は、周りを見渡しても
怪しい人は見かけなかった
真波
じゃあ、お先に帰ります
上司
うん、さよなら👋👋👋👋👋
真波
そんな手振りますか!?
課長
磯部くん
上司
はい。
課長
背中かいてくれー
上司
なんでやねん
いや、手に孫の手持ってますやん!
課長
いいじゃないか、いいじゃないか(*´ω`*)
上司
なんです、その顔
課長
今気持ち悪いとか思っただろう
上司
はい。
課長
おいっ!
真波
んーあれ?誰も帰ってきてないのかな(๑ŏ _ ŏ๑)
真波
お腹空いたー
真波
あっ
ハンバーグだ(*´﹃`*)
真波
うまい!
真波
ほかほか白米
(゚∀゚)人(゚∀゚)ナカーマの
ジューシーなハンバーグ、美味しい
その次の日、会社に行くとまたパソコンに一通のメール
真波は
君が悪かったのか、メールは一切送らなかった
「ねぇー何してるのー
今日もかわいいスカートだね」
真波
(えっ!なに!)
上司
真波!真波!
真波
わっ
上司
やっと気づいた
上司
なんでそんなボーッとしてたの?
真波
いいえ、何も
上司
真波さ、
なんかあったらいいなよ。まだ俺の後輩なんだし
真波
(あっ!名前ー。)
上司
ん?
真波
名前?
上司
あーごめん
無意識に呼んでた
上司
気持ち悪かった?
真波
いいえ
真波
嬉しいです
あれからというもの、あの変なメールは毎日毎日1日一言送ってくる
真波
ただいまー
真波
(おっかしいなぁ、誰もいないのかな、車あるのに)
真波
ママパパ!
真波
えっ!
真波
ママ、ぱぱ
待ってて、今救急車呼ぶから
真波
だれ!
人殺し
どうも、あなたの両親を殺した犯人です………
真波
(えっ、やばい殺される)
人殺し
早く警察を呼んで、僕を逮捕してください
後日、警察の人から連絡があり、来てくださいと言われ
真波は、向かった
両親の顔の上に白いハンカチのようなものが被せられていた
真波は、もう大人になっていたので、その後は1人暮らしという形で住んでいる
課長
お、おはよう
上司
おはよーう。
真波
おはようございます、
気づいたような顔色で2人とみんなは心配そうにこちらを見つめる
上司
大変だったね
真波
すみません、ご迷惑をおかけしました
課長
いいんだよ
よし!いつも通り、いつも通りやればいい
そして、次の日、警察から
犯人と面会をするように頼まれた
警察
さあ、入りなさい
寿実
真波
(はぁ。)
真波は、言葉が出なかったこんな人が人殺しをしたなんて
真波
ここんにちは
人殺し
どうも。
「寿実(ことぶき まこと)です。
すいません、昨日は何も話せずに
ああするしかなかった僕は自分の感情を止めることはできなかった
でもこれだけは伝えたくて、でも昨日伝えられなかった
手紙なら伝えられると思って警察の人に頼んだ
」
「あの日、僕はどうしても殺さなきゃいけなかった理由を」
真波
こんなの嘘に決まってる
真波
どういうこと?
「ちょうど僕が
以前配達員のとき、あなたの家に訪れました。
その時、偶然に聞いてしまった
荷物を届けた後」
パパ
えー、どうするんだよ
ママ
何を
パパ
真波
ママ
殺すわよ
あの子を殺せばこっちにもお金が入ってくる
パパ
酷い女だな
ママ
だって、本当の親子じゃないじゃない、あなたも本当の夫婦じゃない
私達は元殺し屋でしょ
パパ
そうだな
ママ
あの子がまだ小さくて良かった
あの子がまだ赤ちゃんじゃなかったら、私達の正体がバレたからね
パパ
でも殺し屋はやめ
あいつを殺して金を貰うよにするの
我慢してたな
ママ
あなたもすっごい悪党ね
ママ
いつ殺すの
パパ
そりゃまあ
「それが、あの日、僕が君の
偽物の両親を殺した日、本当はあの人達は君を殺し
お金を貰うはずだった」
「でも、黙っていられなかった
だから殺しました、許してくれなんて言いませんただ1度でいいから君に会いたい」
真波
(うそよ、うそうそうそ!)
そして
偽物の父親の部屋に入って処分をしていた引き出しからナイフ薬物
殺すためのものが色々入っていた
真波
(本当だったんだ、全部私を守るために?)
真波
(じゃあもしかしてあれも?)
真波
こんにちは
人殺し
どうも。
真波
本当だったんですね
本当はあの手紙を読んだ後、すごく疑いました。
真波
三日後に父の部屋を見たら
私を殺しためのものがたくさん入っていました
人殺し
あなたがそう思ってくれたなら、すごく嬉しいです
人殺し
でわ
真波
あの!
人殺し
はい?
真波
メールありがとうございます
私は守るためにあんなことを
わざわざ自分のことを嫌いにさせるために、あそこまでしてくれるなんて
人殺し
メール何のことですか
真波
だって、私の会社のパソコン、あなたですよね
人殺し
僕、君のパソコン知りませんし、君の会社、どこにあるかもしれませんよ
真波
えっ、ちょ、私をつけてたのも?
人殺し
つけていた?
人殺し
僕がつけていたと言っても君が帰ってきた後、玄関の前を通り過ぎたり、
君の部屋に電気の明かりがあるなと確認しただけですよ
その後、僕は帰りますけど
真波
(えっ!じゃあ誰?)
真波
ありがとうございます。すいませんなんか勘違いしたみたいで
人殺し
大丈夫ですよ
上司
何かいいことでもあったの?
真波
いいえ
後輩
先輩
久しぶりでーす。
やっとここの会社に入りました
真波
誰?
後輩
やだなー、覚えてないんですか
高校2年の時
テニス部に入っていた
元カレの
富谷です
真波
えっ!
ん、なんでここにいるの
(顔も変わってる!)
後輩
あの時僕先輩に振られて悲しかったんですよ
毎朝毎朝先輩を探し
やっと見つけましたよ
後輩
また付き合ってくれませんか
真波
えっ
後輩
えっとー、見てなかったんですか僕のアプローチメッセージ?
真波
メッセージ?
真波
えっあれってあなたが
後輩
ええ、そうです、あなたをつけるたのも毎日毎日いつもメールを送るのも全部テニス部元カレの
後輩
ぼーくです。
後輩
ちっ!いって誰だよ
真波
フード?
上司
おーぃ真波ー真波ー
真波
あっ
後輩のとみや、くんは、
上司
あーあいつなら
捕まったよ
真波
えっ!
上司
何かさしらねーよ、男がここは出てってよって何か変だなと思って入ったらボコボコにされてる
課長
あいつとお前がいてよ、あと紙に
あいつは不法で
カードを作ったり、名刺を作ったりしてこの会社に入っていたっていうのは証明された急いで上のやつらに言ったら
「やっぱりこの人いませんよ」って言われてよ
真波
えっ、あの出てった
男の人って
上司
もういねぇよ
真波
はぁはぁ、はぁあの、
人殺し
あなたですか
真波
わざわざ助けてくれたんですね、ありがとうございます
人殺し
私は何もしてませんよ。また人殺しをして刑務所へ行くつもりです
真波
嘘です
あなたは私を助けてくれた、捕まる理由なんてあなたにはないんですよ
真波
結婚してくれませんか
人殺し
はい?
あなた、何言ってるんですか私はあなたの親を殺した人殺しですよ。
真波
何言ってるんです、それもこれも守ってくれるじゃないですか
人殺し
本当にいいのですか
真波
はい
人殺し
……
真波
どうしたんです?
(き、きす!)
人殺し
あのー
真波
はい!
人殺し
そこ
足滑らせないでくださいね、川ですよ
真波
えっあっあー!
人殺し
あーあー
2人ともビショビショですね
真波
でっすねー
人殺し
それでさっきの言葉の返事
イエスでいいですか?
真波
えっ!
その後ふたりは
不思議な関係性で、見事
5ヶ月カップルでいて
8ヶ月目で結婚しました