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5 - 思い出の先に5話

♥

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2019年11月25日

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死神が姿を消してから、一週間経った

ナズナ

(死神さん、なかなか姿現さないなぁ。どうしたんだろう?前は、毎日のように家にいたのに・・・。)

トン、トン、トン、ドアの叩く音が部屋じゅうに響いた。

ナズナ

はーーい。

ナズナ

お母さん?

健太(兄)

ナズナ、何時だと思っているんだ。
いつまで、自分の部屋にいるつもりだ😤

ガチャ

ナズナ

お兄ちゃん、ごめんなさい。

健太(兄)

分かったなら、早く下に来て朝ご飯食べなさい。

ナズナ

はい。

ナズナ

(どうしたんだろう?お兄ちゃんいつも私の部屋に来てくれないのに。)

健太(兄)

どうかしたか?

ナズナ

うんぅ、何にも無いよ。

ナズナ

あ!お兄ちゃん。
お兄ちゃんは、死神を見たことある?

健太(兄)

健太(兄)

無いけど。どうかしたか?

ナズナ

そっか。やっぱり無いよね。
いや、友達がさ、突然聞いて聞てさ。

健太(兄)

・・・。

ナズナ

(やっぱりお兄ちゃんには、言えない、私が死神が見えるようになったこと。)

死神は、どうして姿を見せないのか? 私は、まだ知る由もなかった。

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