テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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僕の普通の学校生活！！

第34話 - 裏口での涙

1,909

2023年03月07日

#創作キャラ

#BL

#愛され

#高校

#一次創作

夜空.*🌙

椿

………（辺りを見回す）

椿

（どこにもいない、）

椿

どこ行ったんだろう、

雪斗

………何してんの

椿

あ、ゆ、雪斗君、

椿

真琴先輩探してて………

雪斗

………ふーん、

椿

………（次どこ探そうかな、）

雪斗

………

雪斗

…………裏口、

椿

え？

椿

う、裏口、？

雪斗

そう

雪斗

この建物の中で真琴が好きなところ

椿

で、でも、そんなところでいつも何してるの、？

雪斗

………何もしない

雪斗

何も考えずに、ただただぼーっとしてる

雪斗

………そーすると、嫌な自分を忘れられるとかなんとか、

椿

………

椿

僕、裏口行ってくる、

椿

教えてくれてありがとう、雪斗君

雪斗

………別に、

椿

………

椿

裏口って……

椿

ここのこと……だよね、？

椿

思ってたより暗いな、

真琴

…………

椿

あ、真琴先輩だ、！

椿

………声、かけていいかな、？

真琴

……っ、（泣）

椿

！？

椿

（な、泣いてる、！？）

真琴

っ、（泣）

真琴

………麗音っ、（泣）

椿

…………

椿

（………真琴先輩、麗音って人のこと親友だと思ってたんだろうな、）

椿

（そうじゃないと、裏切られたのにその人の名前呼んで泣いたりしないよね、）

椿

………今は話しかけるの辞めておこう、

椿

（真琴先輩みたいな人は、誰かに泣いてる所を見られるのが好きじゃないタイプだと思うから、）

椿

（いつも我慢して我慢して……ふとした時に溢れ出てくるんだ、）

椿

（そういう時は、一回思いっきり泣いたほうがスッキリするもんね、）

椿

ただいま、

愛杏

おぉ、椿

愛杏

早かったな

椿

ちょっと色々合って………

椿

まだ謝れてないんだ、

歌衣

そうかぁ、

歌衣

まぁ、まだトレーニングはあるから、謝れるタイミングはいつでもあるから

歌衣

大丈夫だぞ

椿

……うん、そうだね

愛杏

じゃあ、そろそろ寝ようか

愛杏

明日も早いしな

椿

うん、！

その頃

陽菜

ごめんな〜、呼び出して

陽菜

もうすぐ寝る時間なのに

莉桃

あ、だ、大丈夫です、

莉桃

そ、それで………

莉桃

……話ってなんですか、？

陽菜

………莉桃ってさ〜

陽菜

椿の事、好きでしょ？

莉桃

！

莉桃

な、なんで………

陽菜

見てたら分かるって

陽菜

椿、優しいもんなー

莉桃

は、はい、

陽菜

ま、"誰にでも"だけどな

陽菜

仲良くなったのが最初の方でも

陽菜

莉桃が特別とは限らない

莉桃

！

陽菜

それに〜

陽菜

椿、優しいから告白したら誰でもOKするんじゃね？

莉桃

い、いや、流石の椿君もそんなこと……

モブ

つ、椿君！

モブ

好きです！

モブ

良かったら付き合ってください！！

椿

！？

椿

……ご、ごめんなさい、

椿

僕誰かと付き合うつもりはなくて、

モブ

お願いします！

椿

い、いや、

椿

でも………

モブ

そこをなんとか！！

椿

う、あ、あの、

モブ

お願いしますっ……！！（泣）

モブ

私、椿君に振られたらもう生きていけませんっ……！！（泣）

椿

うぅ、

椿

………よ、よろしくお願いします、

莉桃

………

莉桃

（か、考えたくないけど………）

莉桃

有り得るかも………

陽菜

だろ？

陽菜

何なら俺、告白しよっかな

陽菜

俺みたいなやつが告白してもあいつならOKしてくれるだろ？

莉桃

………は？

莉桃

………何ですか、それ

莉桃

OKして貰えそうだから告白するんですか？

陽菜

そうだけど？ﾆｺｯ

莉桃

………何でですか、

莉桃

陽菜先輩、モテるし他の人でもいいんじゃないですか？

陽菜

俺ね〜

陽菜

男と付き合ったことないんだよね

陽菜

椿なら、男でも粘ればOKしてくれそーじゃん？

莉桃

………OKしてくれる男の子なら誰でもいいってことですか？

陽菜

まぁ、そゆことだね

莉桃

………

莉桃

………そんな理由で

莉桃

椿君に告白とかしないでくださいｷﾞﾛｯ（睨）

陽菜

………

莉桃

………僕はこれで失礼します

陽菜

………

陽菜

………w

陽菜

いやぁ、面白いなぁ、w

陽菜

やっぱあいつが1番からかいがいがあるわwww

陽菜

………ただあいつに直接的に何かするのは今後辞めといたほうがいいかもな、

陽菜

………となれば

陽菜

椿に何かするか

トレーニング最終日

椿

（ど、どどど、どうしよう、）

椿

（あれから真琴先輩と話す機会がなくなっちゃった、！）

椿

（後は帰るだけだし………、）

椿

あ、愛杏君ヘルプ………

愛杏

んぁ？

愛杏

どしたぁ？

椿

実は………

愛杏

なるほどなぁ、

愛杏

………よし、わかった

愛杏

俺に考えがある

椿

！

椿

ほ、ほんと、！？

愛杏

あぁ

愛杏

ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ………

椿

な、なるほど、！

帰りのバスの中

真琴

………（席に座る）

愛杏

あ、真琴〜

真琴

…………なんだ

愛杏

そんな大した事じゃないぞ〜

愛杏

椿が酔いやすいらしいから俺と席変わるってだけだ

真琴

………は？

真琴

………え、そいつと？

愛杏

おう！

椿

よ、よろしくお願いします………

真琴

…………

真琴

勝手にしろ

椿

（愛杏君が席を譲ってくれたのはいいけど………）

椿

（ここからどうしようかな………）

椿

………きょ、今日いい天気ですねー

真琴

……………

椿

（うぅ、めちゃめちゃ無視された………）

椿

（………逆に面と向かって聞いてみる、？）

椿

…………

椿

………あの、

椿

………麗音って人、どんな人だったんですか、？

真琴

！

真琴

………あいつらから聞いたのか

椿

は、はい………

真琴

………ﾁｯ

真琴

…………麗音について話したら元の席に戻ってくれるなら

真琴

話してやってもいいけど

椿

！

椿

はい！すぐに戻ります！！

真琴

…………麗音は

真琴

…………明るくていつもうるさくて

真琴

面倒見が良くて

真琴

馬鹿みたいに優しくて割と勘が鋭い奴だった

真琴

弟のこともすごく大好きで

真琴

いつも幸せそうな顔で弟の話をしてきて………

真琴

………まぁ、そんなのは俺に近づくためのただの仮面で

真琴

本当は違う奴なんだろうな

椿

………

椿

真琴先輩、麗音って人の事、すごく信頼してたんですね、

真琴

………あぁ、そうなのかもな、

真琴

ほら、話したんだからさっさと戻れ

椿

あ、は、はい………

真琴

………それと

真琴

…………言い過ぎて悪かったな((ﾎﾞｿｯ

椿

、！！

椿

全然大丈夫です、！！

椿

愛杏君、席変わってくれてありがと、！

椿

もう大丈夫だよ

愛杏

お？仲直り出来たのか？

椿

うん、まぁね、

愛杏

そりゃ良かった

愛杏

じゃ、俺は元の席戻るわ

椿

うん！

椿

本当にありがとう、！

愛杏

よ〜っす

愛杏

戻ってきたぞ〜

真琴

……………

愛杏

ん？ボーっとしてるけど

愛杏

どーかしたか？

真琴

………いや

真琴

なんでもない

次の日

維織

よーっす、椿達〜〜！！！

椿

あ！維織君！

椿

凪桜君も！

凪桜

久しぶり

維織

トレーニング楽しかったか〜？

椿

うん！

椿

皆で鬼ごっことかして楽しかったよ！

維織

おぉ〜！！いいな〜！！！

椿

愛杏君達とも仲良くなれたの！

凪桜

ﾋﾟｸｯ………

凪桜

…………へぇ、愛杏先輩と………か、

凪桜

良かったねﾆｺｯ

椿

うん！

莉桃

………（さっきの凪桜君……何かおかしかったような………）

紫音

………あ、そろそろ教室行った方がいいんじゃない？

椿

あ、ほんとだ、

椿

じゃあ、また後でね

凪桜

うん、また後で

維織

授業頑張ろうな〜！！

椿

〜♪

椿

（………あ、そういえば………）

椿

（僕達がトレーニング行ってた間も学校は普通にあったけど………）

椿

（その間の勉強ってどうすればいいんだろう………？）

椿

（自分で教科書とか見て勉強するのかな、？）

楓夜

おい

椿

うわぁ！！

椿

びっくりした………

椿

よ、宵風さん、！

椿

お、おはようございます、

楓夜

………ん（ノートを差し出す）

椿

、？

椿

え、えっと………これは、？

楓夜

………お前がトレーニング行ってた間の授業のノート

椿

え！？

椿

み、見せてもらっていいんですか、？

楓夜

そのことで悩んでたんじゃないのか？

椿

え、あ、まぁ、そうなんですけど………

楓夜

なら黙ってさっさと写せ

椿

！

椿

あ、ありがとうございます、！

楓夜

………それと敬語

楓夜

いらない

椿

え？

楓夜

………いいからとにかく敬語やめろよ

椿

え、あ、う、うん、

椿

（宵風さん………じゃなくて楓夜君）

椿

（やっぱり言葉はきついけど………）

椿

（根はいい人なんだな、）

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

千華先生

はーい、皆席に着いて〜

千華先生

今からHR始めまーす

千華先生

まず……

千華先生

以上です

千華先生

あ、後椿君

椿

は、はい、

千華先生

今日あなた日直だから、荷物運び手伝ってほしいの

椿

え！？

椿

（ぼ、僕日直なんだ………）

椿

わ、わかりました

椿

………結構重たいな、

千華先生

ごめんね、やっぱり重たいよね、

千華先生

ゆっくりでいいからね

千華先生

………あぁ！！

千華先生

私忘れ物してきた、！

千華先生

取りに行ってくるから先行ってて！！

椿

え、あ、

椿

は、はい！！

椿

………はぁ、早くつかないかなぁ、教室

椿

（確かここを左に曲がって………）

ﾄﾞｼﾝｯ

椿

うわぁ、！（尻もちをつく）

椿

………いたた……

椿

（なんか前にもこんなことあったような、）

？？？

大丈夫か！？

？？？

立てるか、？（手を差し出す）

椿

あ、は、はい、

椿

大丈夫です、

？？？

本当に悪い！！

？？？

怪我はないか、？

？？？

痛いところとか、！

椿

いや、ほんとに大丈夫ですよ、！

椿

この通り元気なんで、！

？？？

そうか……

？？？

良かった、

？？？

詫びと言っちゃあれだが、その荷物、運ぶの手伝わせてくれ

椿

え？

椿

で、でも………

？？？

で、どこまで持って行けばいいんだ？

椿

え、あ、

椿

（持っていく気満々だなぁ、）

椿

び、美術室です、

？？？

おー、わかった！

？？？

そこまで俺が責任持って運ぶからな！！

椿

あ、ありがとうございます、

椿

(………親切な人だな、）

椿

（………にしても、見た事ない顔だなぁ、）

椿

（1回位は廊下ですれ違ったりすると思うんだけど………）

椿

（ほんとに1回も見たことないや、）

？？？

お？ここか？

椿

はい！

椿

ここまで運んでくれて

椿

本当にありがとうございました！！

？？？

気にすんなって

？？？

俺がぶつかったのが悪いんだしな

？？？

じゃあ、俺はこれで

椿

あ、！

椿

ま、待ってください、！！

椿

名前………教えてくれますか、？

？？？

ん？言ってなかったか？

？？？

俺は………

橘　麗音

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