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さとみside
俺のさめたような声が気に食わなかったのか、キッと睨みつけてくるるぅと。
黄神
頬を膨らませ、照れたような態度をとる彼の頭をなでた。
桃谷
今思っていたことを伝えたら確実に殺られる。
そう察知し、平然でいようとした。
桃谷
が、やはり演技が苦手な俺。声が裏返ってしまう。
黄神
桃谷
黄神
桃谷
俺が焦りながらスタスタ歩いていくるぅとに問う。
歩き出したかと思えばピタリと止まり、髪を揺らして振り向いた。
黄神
桃谷
あざとい声で俺の顔を二ヤついた顔でのぞき込む。
、、ホント、そういうところ性格悪ぃ、、
桃谷
黄神
桃谷
どうせ暇だし、と付け足してるぅとを追い越し、俺は歩き始めた。
彼も小走りですぐ隣に並んだが。
黄神
桃谷
黄神
桃谷
黄神
無愛想に返事していると急に投げかけられる質問。
その質問に一瞬体が固まる。
桃谷
黄神
桃谷
黄神
桃谷
、、ころん、言いふらしてんのか、、あん時の話、、。
後で説教してやる←
頭の中で愚痴を言いながら、俺は補足した。
桃谷
黄神
即答で冷淡な声が俺の耳を過る。
桃谷
自分で言った言葉に自分で驚いた。
、、何で好きじゃないって言ったんだ?
足を止め、俺は思考を巡らす。
桃谷
1歩前に居たるぅとはその様子を見てボソリと呟いた。
俺にも、周りを行き交う生徒達にも、聞こえないように。
黄神
その目には少しばかり呆れも、同情もあったように見える。
そんな事にも気づかない俺は、数分の間、その場でずっと考え込むばかりだった。