12:00
あやか
あのさ
こうた
おー
なぎさ
どしたの
あやか
2人とも今どこにいるの?
なぎさ
どこって笑
こうた
夜中だぞ?
家に決まってるだろ笑
家に決まってるだろ笑
あやか
嘘だよね
あやか
今、学校にいるでしょ
こうた
は?
あやか
やえこに聞いたの
私を殺そうとしてるんでしょ?
私を殺そうとしてるんでしょ?
なぎさ
あやか落ち着いて
なぎさ
なにを言ってるの
あやか
私のお姉ちゃんが
こうたの親を殺したから?
こうたの親を殺したから?
あやか
仕返しってこと?
こうた
なんで今その話をするんだ
あやか
とぼけないで
こうた
俺の親が殺されたのは
昔の話だ
昔の話だ
こうた
それにあやかは関係ない
あやか
青いノートも
あやか
狙ってるんでしょ
なぎさ
え
なぎさ
どうしてそれを
こうた
あやか
こうた
絶対に中をみるな
あやか
ああ、そういえば
中をまだ見てなかった
中をまだ見てなかった
こうた
おい待てあやか
なぎさ
ずっと仲の良かった私たちより
やえこって子を信じるの??
やえこって子を信じるの??
あやか
どうしようと
私の勝手だわ
私の勝手だわ
あやか
え…なによこれ
あやか
「あやかの取り扱い説明書」???
やえこ
中を見たわね
やえこ
やえこ
『自分の取り扱い説明書を見たものは
死刑に処する』
死刑に処する』
やえこ
本当なのかしらね(笑)
あやか
…なんの話よ
あやか
どうせ誰かがいたずらで
書いたんでしょ
書いたんでしょ
やえこ
そう思うなら、
本文を読んでみたら?
本文を読んでみたら?
あやか
……
やえこ
ふふ
やえこ
何かを思い出したのね
あやか
やめてよ…
やえこ
こうた君の親を殺したのは
やえこ
誰だったっけ?
あやか
やめて…
やえこ
無理矢理にでも
やえこ
思い出しなさい
あやか
ああ、
あやか
あははははははははは
やえこ
……
やえこ
あやか
そうよ!そうよそうよ
あやか
私が本当にしたかったこと!
1:02
こうた
なぎさ
なぎさ
こうた
あやかは
こうた
大丈夫なのか?
なぎさ
そんなの知らないよ
なぎさ
計画がめちゃめちゃだ
こうた
しょうがないよ
なぎさ
もういいっていうの?
仕返ししなきゃだめだよ
仕返ししなきゃだめだよ
こうた
あやかが殺ったんじゃないし
なぎさ
じゃあ私1人で殺る
こうた
やめろよ、もう
俺のためとか要らないから
俺のためとか要らないから
なぎさ
あはははははは、違うよ?
なぎさ
私のため
なぎさ
なぎさ
こうたのことも、
あんたの親と同じように殺すね!
あんたの親と同じように殺すね!
こうた
うそだろ…
やえこ
こうた君はあやかのお姉ちゃんに
親を殺されて。
親を殺されて。
やえこ
…なぎさちゃんの正体は、
実はあやかのお姉ちゃん。
実はあやかのお姉ちゃん。
やえこ
あやかは、ある日
やえこ
姉であるなぎさに殺されそうになった
やえこ
逃げようとして二階から飛び降りて
やえこ
やえこ
記憶喪失になった。
やえこ
……
やえこ
悲しいわね
やえこ
ああ、もう帰らなきゃ
やえこ
じゃあね過去の私
やえこ
名前で呼ぼうか。
やえこ
あやか。
やえこ
あなたが自分とこうた君を守るため
姉であるなぎさを殺し、
姉であるなぎさを殺し、
やえこ
青いノートも
手にしてしまったせいで
手にしてしまったせいで
やえこ
未来のあなたである私は
やえこ
死刑囚よ
やえこ
やえこ
なぜ過去を変えなかったのかって?
やえこ
だって
やえこ
私がこんな目に遭ってるんだから
やえこ
過去の私も
同じ目に遭ってもらわなきゃ
同じ目に遭ってもらわなきゃ