テラーノベル
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大介
大介
朝、イヤホンをつけて 大好きな音楽を聞いていると
肩をトントンと叩かれた
大介
亮平
亮平
大介
大介
亮平
大介
大介
亮平
亮平
亮平
大介
両耳のイヤホンを取って 阿部くんに渡すと
亮平
亮平
片耳のイヤホンを返された
大介
大介
大介
俺は男だけど こんなかっこいい人が横にいたら ドキドキしてしまう
亮平
大介
大介
亮平
亮平
大介
自分のことを分かってくれる人が いるって嬉しいな
友達がいるって、 こんなに楽しいんだ…
昼休み
大介
阿部くんはいつも 別のグループで食べてしまうので
窓際で1人 お弁当を開けていると
亮平
大介
大介
亮平
大介
大介
大介
亮平
大介
すると 他の生徒が近づいてきた
生徒
亮平
生徒
生徒
亮平
生徒
生徒
生徒
生徒
生徒
バンッ!!
大介
大介
阿部くんが 机を思いっ切り叩いて立ち上がった
亮平
亮平
生徒
亮平
亮平
生徒
生徒
亮平
亮平
亮平
生徒
生徒
すると2人は無言で 離れていってしまった
大介
亮平
亮平
亮平
大介
亮平
亮平
大介
追求しようと思ったけれど 阿部くんは別の話を 始めてしまったので
それ以上聞くことは出来なかった
翌日
大介
大介
そんな懸念をしていると 阿部くんが教室に入ってきた
生徒
生徒
生徒
亮平
大介
大介
昨日のこと、 本当に忘れてる…?
でもあんなにキレてたのに 覚えてないなんて…
大介
昨日だけではない 少し前からこんな出来事は しょっちゅうあった
阿部くんが、 いつもと雰囲気を変えて話すと
言われた相手が 本当にその通り動いたりする
大介
大介
帰り道
1人で歩いていると ふと頬に水滴が当たった
大介
大介
そう思って空を見上げる
空は快晴 綺麗な青色をしている
大介
大介
大介
太陽に照らされながら降る雨は 輝いていて美しい
ふと見とれてしまい 上を見て立ち止まっていると
亮平
大介
俺の視界にはビニール傘
誰かが傘をさしてくれたみたいだ
大介
大介
亮平
亮平
そのまま、一緒に帰ろと言って 阿部くんは傘に入れてくれた
大介
大介
亮平
大介
亮平
亮平
大介
大介
亮平
大介
大介
亮平
阿部くんが小首を傾げる
前から思ってたけど こういうところあざといんだよな…
大介
大介
大介
亮平
亮平
大介
亮平
大介
亮平
亮平
通学路のそばの小さな公園
木陰のベンチに 2人並んで座る
大介
亮平
阿部くんは 俺に傘を預けると
立ち上がって 手をパンッと叩く
すると──
亮平
大介
大介
俺は思わず 傘を手放してしまった
だって目の前の阿部くんには
狐の耳と尻尾が 生えていたから
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし
コメント
12件
狐阿部ちゃん可愛すぎて保護したい✨
きゃー!!あべちゃん絶対可愛い!!