ライングループ
仲良し
私
あーやん
さっちゃん
私
スマホの画面を消し、歩く
いつもと変わらない家に着き
鞄から鍵を取り出し、開ける
私
何も音がしない
私
リビングに入り鞄を置いて靴下を脱ぐ
ピロン
あーやん
私
クッションを置いてその上に座り、通知の届いたスマホを開き、返事をする
あーやん
私
さっちゃん
不気味なほどきれいな夕日に照らされ、静まり返った部屋で意味不明なメッセージを受け取る
怖くなり叫ぶ
私
母
なんだ。いるのか
ホットする
あーやん
私
やっと読めるメッセージが届き続きを待ってると
トトトトトト
それが足音だと気づき震え上がる
私
母
あーやん
また読めないメッセージがいくつも届く
不安に耐えきれなくなり立ち上がる
わざと足音を立てながら
私
母
声のする二階へと向かう
階段を一段飛ばしで登っていく
最後の段に足をかけた時
ガチャ
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
お母さん
聞こえてる
はっきり耳に届いてる
二階に伸ばした足が動かない
お母さん
母
母
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