病院のベッドの上に座り、看護師から説明を受ける。
看護師
宮舘
怖いなんて思ってない。此処は病院だし、死ぬこともないはずだ。なのに手が震える。頭では分かっていても、身体がそれを拒否する。
看護師
宮舘
宮舘は意を決し、お皿の上にあるお豆腐を全て食べた。
看護師
そう言い残し、看護師が部屋を後にする。宮舘はその背中を見送り、取り残されたような孤独感、そして不安と対峙する。
ガラガラ…
再び病室の扉が開いたと思えば、そこには翔太の姿があった。
宮舘
渡辺
宮舘
翔太が、台本を渡す。
渡辺
宮舘
宮舘
渡辺
心做しか涼太が普段よりも気丈に振る舞っているように見える。
渡辺
宮舘
翔太の1歩踏み出した質問に、涼太は冷静に答えた。
それから3分ほど話していると、涼太に少しずつ異変が現れ始めた。 深く息をしたり、時折表情が険しくなったりしている。
渡辺
宮舘
渡辺
宮舘
翔太は慌ててナースコールを押した。突然やってきた症状に涼太自信も少し焦る。
宮舘
座って話をしていた涼太はベッドに倒れ込んだ。アナフィラキシーの症状で苦しいのか、静かに唸りながら寝返りを繰り返す。翔太は軽く衝撃を受けて動けずにいた。すると病室の扉が開き、医師や看護師が入ってきた。
医師
一気に涼太を囲むように人が集まった。邪魔にならないよう距離を取る。
医師
看護師
淡々と作業をする看護師達の背中で涼太の様子をはっきりと確認することは出来なかったが、苦しそうにもがいている姿が見えた。自分でも分かるほど手が震えていた。ただ驚いたからじゃない。怖かった。普段の涼太からは想像できないその姿に、大事なものを失う恐怖を感じた。
看護師
看護師に話し掛けられ、我に返る。
渡辺
看護師
渡辺
看護師に誘導され、涼太のすぐ横に座らせられた。涼太は顔周りを氷で冷やされ、口元には霧状の何かがでる機械が添えられていた。何をしていいか分からず、取り敢えず手を握った。看護師達の治療のおかげか、涼太は先程よりも少し落ち着いているようだ。
宮舘
苦しそうな呼吸で目に涙を浮かべている涼太を見て、思わず頭を撫でる。
渡辺
これを言うと「もう頑張ってる」と言われるかもしれないが、今この状況で掛ける言葉が他に見つからなかった。それに「頑張ったね」は後からでいい、そう思った。
暫くそうしていると随分と落ち着いたようで、仰向けになって目を瞑っている。
看護師
渡辺
看護師
渡辺
翔太は椅子から腰を上げ、鞄から取り出した紙に「また明日来る」と書いて枕元の机に置いた。
翌日の楽屋
深澤
渡辺
その会話に岩本が加わる。
岩本
渡辺
岩本
しまった、余計な事を言ったと後悔した。そこに、阿部も寄ってきた。
阿部
深澤
このままでは余計な事を喋ってしまうと思った翔太は逃げるように目黒の元へと向かった。
渡辺
目黒
渡辺
目黒
廊下に出ようとした瞬間。
佐久間
佐久間が横から飛び出してきた。
佐久間
渡辺
佐久間
佐久間が、あまりにもしつこいのでスマホを取り出し涼太にメッセージを送る。すると、1分後承諾のメッセージが帰ってきた。
渡辺
佐久間
渡辺
佐久間
深澤
向井
一人を良しとすると全員が「俺も俺も」と騒ぎ出した。
渡辺
言ってから気づいた。"病院゛というワードを口にしてしまったことに。
阿部
岩本
深澤
それまでずっと遠巻きに見ていた深澤が血相を変えて翔太に説明を求めた。
渡辺
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
コメント
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しょぴの天然...やっちゃったなぁ。でもあの7人なら受け止めてくれるっしょ!