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第一章 第一項 『世界について』の一部を引用
まず、大前提として
『この視界に映っている世界は本物である』ということを知っておいてくれ
その上で、『この世界を物語に落としこむ』と考えてくれ
そんなに難しく考えずともいい
今から後述する方法により、世界は物語に変わる
このことを最後まで覚えていてくれ
第一章 第二項 『魔法とは』の一部を引用
最初に
『魔法とは何か』
この疑問を解消しよう
まず、魔法の歴史を解説する
遥か昔 原初の魔法は、世界を改変する力
無から有を生み出す力など 様々な力を持っていた
しかし、時が経つに連れ魔法の力は衰退していった
そして、この書で教える魔法は衰退した魔法
『仮想を現実に反映する力』というものだ
この力は制約が多いが、使い勝手はとても良く
なおかつ、魔法の適正を持たない者も使える唯一の魔法だった
第二章 第一項 『危険性』の一部を引用
魔法について、理解してきたと思うが
魔法は強大な力だ
もちろん、それに見合ったリスクと準備が必要となる
『仮想を現実に反映する力』 仮に仮想魔法と称するが
この仮想魔法は 魔導書を用いれば、一般人でも使える
しかし
#という特殊な記号と 組み合わせた呪文を刻印した魔導書は
魔法使いにしか作ることができない
これが面倒な点だ
また、仮想魔法は 普通の世界では2、3回の行使が限度だ
そのため、#物語の呪文が必要となる
この呪文により 世界を物語に落としこみ
仮想魔法が幾らでも使えるようになる
そして、リスクは
仮想魔法の対象の基が上書きされ、消えることだ
人でいうのなら人格、物でいうのなら歴史
それらを上書きするのが仮想魔法なのだ
最終章 第七項 『終わり』から引用
さて、君は魔法について理解できたはずだ
君は魔法の素晴らしさを理解できたはずだ
そんな君に朗報だ
この書にも呪文を刻印しておいた
この呪文を使い、仮想魔法が使える世界に上書きすることができる
そして
この書と他に5冊程、魔導書を同封されている筈だ
その書には呪文の一覧や
#魔法使いの呪文が刻印された書がある
つまり、そういうことだ
無論、君には選択権がある
なるも、ならないも君の自由だ
ただ、
この世には正しい選択と間違った選択がある
君が正しい選択をすることを信じている
『真実』 作者 マヒア クエント
#物語 #リセット