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凛花
気持ちのいい朝。
その天気はまるで私を明るく照らすようで…
これから楽しいことが起こると予告しているみたいだった。
凛花
凛花
凛花
マイキー
凛花
マイキー
凛花
マイキー
マイキー
凛花
私は悩む。
学校か。はたまた休むか。
凛花
皆斗
凛花
唸っていたら皆斗が声をかけてきた。
…急に声かけられたから、びっくりした…、
凛花
凛花
皆斗
皆斗
やはり皆斗は優しい。
…どうして、こんな私を支えてくれるのだろう。
凛花
そういうと、皆斗はいつものやわらかな笑みを浮かべた。
皆斗
凛花
……どうしよう。
別に隠すようなことではないけれど…、
……皆斗なら、いいか。
凛花
皆斗
皆斗
皆斗
凛花
……わたしの、好きに…
凛花
凛花
凛花
凛花
気持ちは決まったので、すぐにでも彼に連絡しようと思った。
皆斗
皆斗
……?
どうしたのだろう、少し間があった。
凛花
少し心配になったので
私は皆斗の前髪をかきあげ、
皆斗のおでこに手を当てた。
凛花
凛花
私の顔はきっと不安そうな顔になってしまっていただろう。
その顔に驚いたのか、皆斗は目を見開いて固まってしまった。
凛花
私が2回目の呼びかけをすると、皆斗はハッとした顔になった。
皆斗
皆斗
凛花
凛花
…心なしか顔も少し赤い気がする。
凛花
すると皆斗はさっきよりも驚いたような顔をした。
皆斗
皆斗
皆斗
皆斗
……そうは言っても、大丈夫なのだろうか。
不安げな気持ちが顔に出ていたのか、
皆斗は私の背中をドアまで押していった。
皆斗
凛花
皆斗
皆斗
凛花
凛花
パタン
皆斗
皆斗
皆斗
皆斗
皆斗
皆斗
凛花
マイキー
マイキー
凛花
凛花
凛花から了承のメールが来た。
マイキー
早く”彼女”に会いたくて、
俺はケンチンを急かした。
ドラケン
ドラケン
ケンチンは苛立ちを隠すような声でそう言った。
マイキー
不満げな顔をしていたら、
いつのまにか彼女の家が見えてきた。
マイキー
彼女は家の外でオレたちを待っていたようだ。
オレは少し気持ちが昂り、大きく息を吸った。
マイキー
凛花
凛花
彼女はオレたちに気づくや否や、
キラキラと効果音がしそうなほどの
幸せそうな顔でオレのあだ名を口にした。
凛花
マイキー
ドラケン
そう言ったケンチンに少し申し訳なさそうな顔を彼女は向けた。
凛花
凛花
ドラケン
そのやりとりにオレは少し苛立ちを感じ、彼女を急かした。
マイキー
凛花
自転車カゴの中には
オレがいつもつけていないヘルメットが転がっていた。
マイキー
マイキー
マイキー
凛花
凛花
彼女は少し悩んだ末、そう言った。
マイキー
凛花
そう言って微笑んだ彼女の顔が、
オレには他のどんな奴よりも愛おしく見えた。
マイキー
凛花
頬が段々と熱を帯びていくのがわかる。
マイキー
ドラケン
ドラケン
ケンチンにバレたら面倒臭いことになる。
そう思い、オレは反射的に顔を背けた。
マイキー
その態度が、火に油を注いだらしい。
ドラケン
ドラケン
ケンチンは少し憤りを感じさせる声でそう言い、
オレの顔を隠していた腕を退けた。
マイキー
↑ 『探索者よ探索しろメーカー』様
マイキー
なかなか頬の赤みが引かない。
なんでこんな時に限って…、
ドラケン
ドラケン
ドラケン
ケンチンはしばらくの沈黙の末、
何かを思いついたような顔をして嫌な笑みを浮かべた。
マイキー
ドラケン
…なんだよ、コイツ。
人の顔見てニヤニヤ笑いやがって。
マイキー
凛花
マイキー
突然彼女から声を掛けられて、
オレの心臓は跳ねた。
なに、と呟く暇もなく彼女は焦ったような声を発した。
凛花
マイキー
突然の間抜けな質問に、オレはそんな声しか出なかった。
ドラケン
ケンチンは冷やかすように、あの笑みを浮かべながらそう言った。
マイキー
オレは少し憎しみを交えた声でそう呟いた。
凛花
彼女の焦らすような声が聞こえ、オレは彼女の元に向かった。
マイキー
凛花
マイキー
オレはあまりの絡まりように黙ってしまった。
…これ、どうやったらこんな絡まるんだ…?
凛花
彼女は驚いたような声を上げた。
マイキー
マイキー
凛花
マイキー
オレは申し訳なく思い、暫く黙ってそれを解いた。
ドラケン
ドラケン
沈黙の時間を破って、ケンチンはオレたちを見にきた。
凛花
彼女は少し悔しそうな声を出した。
ドラケン
ドラケン
ケンチンは意外とズケズケ物事を言うんだよな。
そう思っていたら彼女は不満そうな声で反論した。
凛花
凛花
ドラケン
ケンチンはからかうように、少し笑いながらそう言った。
その隣でオレはしみじみと彼女の愛おしさを感じていた。
……反論の仕方可愛すぎだろ、コイツ。
どうしてそんな可愛いんだ…?
そんなことを無意識に考えていたら、
ケンチンが口を開いた。
ドラケン
ドラケン
ドラケン
…は?
当たり前だろ。コイツのことなんだと思ってんの?
だってコイツは、オレの……
凛花
マイキー
…なんだか今、聞き捨てがならない言葉が聞こえたような気がする。
オレは少し反論しようと口を開き掛けた。
ドラケン
ドラケン
だがその反論は、ケンチンの声によって消え去った。
凛花
彼女は何事もなかったような顔をした。
カチッ、と音が鳴り
絡まっていたベルトが解けた。
マイキー
凛花
オレがそう言うと、彼女は温かい笑みを浮かべた。
凛花
オレは無理矢理声を絞り出した。
マイキー
マイキー
そうでもしないと、また頬の温度が上がってしまうと思ったからだ。
マイキー
マイキー
オレは彼女の頭を見て、少し驚きを感じていた。
マイキー
オレのヘルメットだって言うこともあるけど、
それにしたって小さすぎる。
凛花
彼女はまた少し不満げにそう言った。
マイキー
ドラケン
何も言えなくなったオレの代わりに、ケンチンがそう答えた。
オレが無心で作業しているうちに、
ヘルメットはカチッと音をたてた。
マイキー
凛花
凛花
彼女は少し跳ねた声でそう言った。
マイキー
彼女が楽しそうで、ついオレも顔が綻んでしまった。
マイキー
凛花
少し呆然としていた彼女に、オレは声を掛けた。
ドラケン
おう!/うん!
彼女とオレ、二人の声が重なり
オレたちは目的地へ向かった。
花宮皆斗(はなみやみなと)
凛花の○○○
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