『αの先輩が嫌いです』 – 第7話 – ※〈〉はシンが読み取った心の声です。
首筋をかすめる痛みと熱。 そのどちらが先だったのか、もうわか らなかった。
朝倉 シン
南雲 与市
朝倉 シン
微かに聞こえた心の声に 息が詰まる。
南雲 与市
南雲 与市
朝倉 シン
南雲 与市
南雲の声は震えてた 狂ってると思ったのに、その震えが なぜか胸の奥に刺さった
朝倉 シン
ほんの少しだけ、触れた唇が熱を残す 痛いのに、心臓の鼓動が止まらない
南雲 与市
朝倉 シン
南雲 与市
……
沈黙が続く
朝倉 シン
南雲 与市
南雲 与市
その声が優しすぎて、余計に怖かった
南雲の指が、噛み跡をなぞる
熱が残る。痛みも残る。
心臓の鼓動だけが、うるさい。
朝倉 シン
南雲 与市
朝倉 シン
気づけば俺は泣いていた
南雲 与市
朝倉 シン
南雲 与市
南雲 与市
その瞳の奥に、底のない闇が見えた。 逃げなきゃと思うのに、体が動かな い。
朝倉 シン
南雲 与市
南雲 与市
その言葉が、部屋の中にゆっくり沈ん でいった。 静かすぎて、時計の音まで聞こえる。
朝倉 シン
南雲 与市
南雲 与市
南雲 与市
朝倉 シン
朝倉 シン
南雲 与市
その声が頭に直接響く ぞくっとした 心を覗かれてる 逃げ場が、どこにもない
南雲 与市
南雲 与市
南雲 与市
朝倉 シン
南雲 与市
南雲 与市
南雲 与市
南雲 与市
南雲は微笑んだ。 穏やかに、まるで天気の話でもするみ たいに。
南雲 与市
南雲 与市
朝倉 シン
南雲 与市
朝倉 シン
壁の外で、風の音がした。 でも、その音はすぐに掻き消えた。 重たい静寂がまた落ちてくる。
南雲 与市
南雲 与市
南雲 与市
朝倉 シン
冷たい涙が、頬を伝った。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡2000⤴︎︎︎
Cry for me. (泣いてみて?)
遅くなり申し訳ないです。
コメント
11件
のーん様のお陰で無事ナグシンハマりました…!!!!!ありがとうございます!南雲様がもう南雲様すぎてマジで2次元から来てくれたみたいでしたわ… 神作品ありがとうございますっっ!
うわぁ神作すぎる!え、もうほんとに、凄すぎて私の語彙力皆無になったんですけど。今は南雲が一方的にだけど、後々シンも南雲じゃないとダメってなったらいいなぁ(願望なので無視して大丈夫です!のーんさんの書く話が好きなので!)
のーんさん書くの上手すぎてやばいです。シンくんの心情とかすんごい伝わってきてもうやばいです。語彙力無さすぎてなんも伝えられないけど、尊いです。