紫
......(クイッ
橙
ん?どしたん?
紫
...なんでもない
本当はちょっと足を止めたくて
橙
あっ!
橙
わたあめあるで!
だけども君は早足ですっと前を行くから
紫
......そ、だね
僕はそれを見つめてる
橙
じゃ、行くな
紫
...うん
最終便君は乗る僕を置いてって
まもなく発車いたします
走り出すゆっくりと
地面がずれていく
紫
(泣いちゃだめ、泣いちゃだめ)
でもホントは言いたいよ
「行かないで」
遠くへと消えていく
僕を置いてって
紫
もう、随分見えないよ、
夜が崩れていく
紫
(泣いちゃだめ、泣いちゃだめ)
でもホントは言いたいよ
紫
行かないでッ、(ポロポロ
紫
......
祭りも終わればいつもと同じ
変わらぬ夜が来るんだと知った
橙
なぁ、綺麗やなぁ笑
紫
ね、
君はいつもよりずっと色っぽく見えて
紫
......
橙
そんな見んといてや笑
紫
あっ、うんッ、
僕はそれを見つめてる
時間だけが過ぎていく
僕を連れてって
帰り道暗いけど
紫
1人で大丈夫かな、
街頭に照らされて影ができてる
紫
一人ぼっちだ、
遠くへと消えていく
僕を置いてって
紫
完全に、また今度、
夜が滲んでいく
泣いちゃだめ、泣いちゃだめ
でもホントは言いたいよ
「行かないで」
紫
(泣いちゃだめ、泣いちゃだめ)
でもホントは言いたいよ
紫
行かないでよッ(ポロポロ
また会えるのは、いつになるかな
それまで待ってる
君が好きだから