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能力者

第66話 - 良かった｢３｣

2024年07月20日

#第2回テノコン

#能力者

#戦闘系

#創作

自己満マン⚆.⚆

ナーラル

続きだよ〜

氷

質問いいですか？

ナーラル

何の〜？

カフェに向かって歩いている

氷

2人のその羽は見えないのですか？

ナーラス

見えないよ、神の一族にしか

氷

そうなのですね

ナーラル

敬語使わなくていいよ〜

ナーラス

えぇ。

氷

……では、お言葉に甘えて

ナーラス

私も氷に質問があるの

氷

何？

ナーラス

沢山あるんだけど……いい？

氷

うん

ナーラス

月に入ってるって聞いたけどどんな組織なの？

氷

……殺し屋団体グループ

ナーラス

もっと詳しく知りたいな、さっき組織のこと聞いたけど……

氷

月では、それ相応の罰を人々に与える仕事をしてる。目には目を歯には歯をって感じ

ナーラス

じゃあ相手のことを骨折させれば自分も骨折させられるの？

ナーラス

かなり高度じゃない？

氷

それをこなすのが月。

氷

殺し屋だけどそれ以外もする、これは甘く見れられやすく、何より高度

氷

普通に殺した方が楽なんだけどね

氷

こんな会話、聞かれては困るね

サイレント

ナーラル

今のは何〜？

氷

サイレントって言って、私が指定した人達は他の人にその声が届かないんだ

ナーラス

便利だね

ナーラル

拷問とか？

氷

さすが大魔王、笑

氷

発想がダメだね

ナーラス

確かにそれは言えてるね

ナーラル

え？仕事のせいだって！！

ナーラス

にしても月は１回無くなったって聞いたけど……

氷

うん。１回無くなったよ

氷

私の死をきっかけにね

ナーラス

死？

ナーラル

その話初めて聞いた〜

氷

そう。私は依頼主に騙されそのまま拷問されたよ

氷

腕をおったり水責め、最後には四肢解体にまで及んだよ

氷

もう疲れちゃってさ、そのまま反撃するのもめんどくさくて死ぬことにしたの

氷

別にあいつらの拷問で死んだわけじゃないよ？

氷

自分の口で自殺した

ナーラス

自害ね、

ナーラル

拷問かぁ〜

氷

そう。それで怒り狂ったメンバー達がそいつらを殺しに行ったの

氷

それで殺し終わっても怒りが収まらずに全員で心中みたいなことしてたよ

ナーラス

心中……

氷

それで1回無くなった

ナーラル

へぇ〜、

氷

私とごく一部は能力者になって未だに仕事をしてる

ナーラス

なるほどね、

氷

他の質問は？

ナーラス

性別って……どっちなの？

氷

どっちでもない、が答え

ナーラス

どっちでもって、

ナーラス

下腹部のものは？

氷

ないよ笑

氷

どっちの性別のものもね

氷

上半身はどちらかと言うと男かな

氷

まぁ中間より少し男？

氷

海も中間だけど海は中間より少し女だね

ナーラス

なるほどね

ナーラル

それも初耳〜

氷

うん

氷

他にある？

ナーラス

うん

ナーラス

海とキミはどっちが強いの？

氷

……それを聞いてどうする？

ナーラス

純粋に疑問なんだ

氷

ふーん、じゃあ言わない

ナーラル

なんで〜？

氷

必要ないことは今後自分の首を絞める可能性があるからね

ナーラス

いいね、その理由

ナーラス

最後の質問

氷

何？

ナーラス

私がカフェに着いた時に話す事を聞いてくれる？

氷

別に構わないよ

氷

会話の内容は聞いても聞かなくてもあまり首を突っ込まないさ

氷

まぁ、聞いて欲しいなら聞くよ

ナーラス

ありがとう

氷

着いたね、入ろうか

解除

氷はそこの店長に声をかけて、個室に案内されていたからナーラルとナーラスもついて行く

海の部屋では無いです。背景や家具の配置などが違います

ナーラス

オシャレ

氷

そうでしょ？海のおすすめのカフェなんだ

ナーラル

へぇ〜、

3人は席に座る

氷

で、話って何？

ナーラス

私達の過去について

氷

過去？それを私に教えて何になるの？

ナーラス

それを踏まえた上であなたの考えが知りたいの

ナーラス

早速話すね

氷

うん、まぁいいけど

ナーラル

過去？

ナーラス

私たちは大魔王のお手伝いをするような一族だった

ナーラス

大魔王がその人を嫌いになればまた新しい人になる

ナーラス

大魔王乗ったお手伝いをするにあたってこの目が必要になるの

氷

目？

ナーラス

採点能力とかの目。

氷

力？どう言うの？

ナーラス

生まれた時に1つ目に力を宿してるの

ナーラス

人の年齢が見れるとかくだらないこともある、

氷

それで？

ナーラス

大魔王に飽きられたら目の引き継ぎを行うの

氷

なるほど

ナーラス

そんな家庭に生まれた私達は才能の有無で差別された

ナーラス

私には評価されるわかりやすい才能があったけど

ナーラル

私にはなかったの〜

ナーラス

だから名前も、私がナーラルに決めた

氷

それで？

ナーラス

私の能力は未来が見えた

氷

それは便利だね

氷

だけどその分、プレッシャーも精神崩壊もしやすいでしょ

ナーラス

そうなの。

ナーラス

ある日見た未来で、私たち一族が殺される未来があったの

ナーラス

正確な日付も、時間も知っていた

ナーラス

知っていたけど、わざと知らせなかった

ナーラス

大魔王も私たちを酷く扱ったの

ナーラス

特に私たち姉妹ではね。

ナーラス

能力も才能もないあの人が威張っているのが嫌だったの。ずっとね

ナーラス

だから私は……

ナーラル

まさか、！

ナーラス

その日のその時間にナーラルに変装をさせて出かけさせた

ナーラス

私は買い物に行くと言って大魔王を殺しに行った

ナーラル

うそ、！

ナーラル

お姉ちゃん……

ナーラス

私は大魔王を殺して家に帰ると襲撃になっていた

ナーラス

私が指示した、上から殺していけ、と

ナーラス

連中は言うことを聞いた

ナーラス

どんどん殺され、親が死に、私の番だった

ナーラス

あの人たちは弱かったよ

ナーラス

けど、少し当たったそのナイフから毒が出てきていたの

ナーラス

私は毒に耐性がなかった

ナーラス

そのままナーラルが帰ってきたの

ナーラス

私は相打ちに見せかけて瀕死にした

氷

瀕死にすれば何かできたの？

ナーラス

……ナーラルを解放できる

ナーラル

私を？

ナーラス

あの時のことを未だに思い出すと聞いて、私は選択を間違えてしまったことを自覚したの

ナーラル

選択、？

氷

どんなことをナーラルに話したの？

ナーラス

記憶を見せよう。

記憶

ナーラル

お姉ちゃん？

ナーラル

どうしたの、、？

ナーラス

ナーラ、ル

ナーラル

何があったの、？

敵とナーラスが横たわっていた

ナーラス

家族は全員死んだ、よ

ナーラス

私、願いが、ある、の

ナーラル

何、？私に出来ること？、？！

ナーラス

うん、ナーラ、ルにしかできない事だよ、

ナーラル

何をすればいいの、？

ナーラス

大魔王になって好きに、生きてほしい

ナーラル

え？

ナーラス

この目を引き継いで、自分で、その幸せ、を掴んで欲しい、の

ナーラル

幸せを、？

ナーラス

今まで、支配されている生、活

ナーラス

だったでしょ、？

ナーラス

解放されて欲しかっ、た

ナーラス

ずっ、と

ナーラル

私、お姉ちゃんがいないなら、生きている理由なんて、、！

ナーラス

私のために生きて、よ

ナーラス

ナーラル

ナーラス

愛してる

ナーラル

え、、

ナーラスはそこで死んだ

ナーラス

こんなことを言った。

氷

つまりキミは

氷

妹のために一族と大魔王を殺したんだね？

ナーラル

……そんな言い方しなくても、、！

ナーラス

えぇ。そうよ、私は殺したの。

ナーラス

この手で誰も捌いてくれない大魔王をね

ナーラル

お姉ちゃん、

ナーラス

失望した？けどこれが事実、

ナーラス

そんな私は大天使など似合わないの

ナーラス

それについて聞きたい。

ナーラス

どう思う？

氷

別に何も。

氷

無関心な訳では無いけど、キミの話は慈悲深い

氷

素敵な姉妹なんだね

氷

ただそれだけ

ナーラス

……本当に？

氷

うん。

氷

キミは大天使、大魔王を殺した時にはただの死神でしょ？

ナーラス

……そうだけど、、

氷

なら尚更いいじゃん

ナーラス

え？

氷

ただ人々に悪影響を及ぼす、と判断して殺した、つまり命を取ったなら、仕事をした迄でしょ？

氷

その後自分を刺してナーラルを1人にしたのはちょっと腑に落ちないけど、

氷

いい判断だと思う、

氷

キミが死んでなくてもナーラルの元から離れるのが最善。

氷

ナーラルはそうしなきゃ必死にナーラスを守ろうとするし

氷

判断を全てナーラスに任せようとする

氷

ナーラスは最善のことをした。だけど

氷

この行動に正解はないの

氷

空いた穴は戻らない。

ナーラス

……そうだね

氷

強いて言うなら、

氷

ナーラルの記憶を書き換えること、

氷

これも穴は空いたままで、その上から布をかけて隠しているようなものだけどね

ナーラル

……

ナーラス

ありがとう

ナーラス

貴方の意見が聞けて嬉しかった

ナーラス

そして、そう言ってくれて嬉しかった

氷

これ以降は私は会話を聞かない。言われた会話以外をね

氷

……感動の再会、沢山話しなよ

ナーラル

うん！

ナーラス

ありがとう

氷が本を出し、透明化をして音を遮断した

氷

一応話しとくけどキミたちの会話は聞こえないから

氷

なんかあったら私の近く叩いてよ

氷

これ以降私も音は出ないようにする

ナーラス

ありがとう

氷は音が出ないようにした

ナーラス

ナーラルさ、

ナーラル

ん〜？

ナーラス

語尾、伸ばすようになったんだね

ナーラル

！

ナーラル

そうだけどー、

ナーラル

何〜？

ナーラス

……ごめんね

ナーラス

ナーラルは昔のことを思い出さないようにしたんだ、

ナーラル

うん、

ナーラス

やっぱり記憶は消すべきだったかな、？

ナーラル

そんなことない！

ナーラス

、！

ナーラル

お姉ちゃんとの大切な記憶、嘘でもそんなこと言わないで

ナーラス

……ふふっ

ナーラス

ごめんね。ナーラル

そこから2人は話し続け、いつしか退店。その後にまた会う約束をして天空にて別れた

海

お疲れ様です。氷

水面

お疲れ様

氷

はい。

ナーラル

今日はありがとう！

氷

スッキリした様子だね。ナーラル

氷

良かったよ

ナーラル

うん！

水面

菊は？

海

いますよ

菊

お呼びでしょうか？

水面

君たちに仕事を任せたい

氷

仕事？

水面

海と氷はいいよ

海

はい

水面

菊、ナーラルで人間界のアスラナミザ、花咲とともにこの潜入をして欲しい

菊

アスラナミザ？花咲？なぜ彼女たちが？

水面

君を中心とする計画だからね

水面

人間関係は深い方がいいと思ってさ

菊

気遣いありがとうございます

ナーラル

なんで私〜？

水面

今回の潜入捜査は潜入捜査の代表、律と灑奈が別件に回っていて部下では実力不足

水面

海達は予めに休暇を取っているからね

ナーラル

へぇ〜、

菊

仕事内容は？

水面

とある刑務所にて殺人などの囚人を殺すなどの事件がある

水面

データをかき集めて欲しい

水面

殺したことがある警察官は殺していい

水面

菊にはアスラナミザたちとひと暴れした後に上手く捕まり、データを撮って欲しい

菊

……了解

菊

決行日は？

水面

明日にしよう

ナーラル

ハイハイ〜

海

アスラナミザ達に伝えておきます

海はアスラナミザに連絡をした

海

明日の朝９時に、今日のカフェの前で

菊

了解です。ありがとうございます

氷

頑張ってね

ナーラル

うん〜

水面

頼んだよ、

翌朝

海と氷は月の基地に帰っていた

菊

ナーラル様、おはようございます

ナーラル

おはよう〜

ナーラル

体はあったまってる〜？

菊

それなりには……

ナーラル

OK、行こうか

菊

はい

カフェの外にて

水菜

おはよう

菊

昨日ぶりだね

菊

仕事に付き合わせてごめん

アスラナミザ

いいよ〜！

アスラナミザ

隣の方は？

ナーラル

どうも〜

ナーラル

菊の上司のナーラルです〜

水菜

ん？

アスラナミザ

上司って言った〜？

アスラナミザ

菊は……死神兼悪魔でしょ？

アスラナミザ

つまりそれは……

水菜

''大魔王''？

ナーラル

あ〜！そこまで話してるなら言った方が早かったね！

ナーラル

どうも大魔王ナーラルです

アスラナミザ

大魔王ってもっと、、、こう、あの

アスラナミザ

怖いというか……

ナーラル

諸説あるけど、色んな理由で私たちの見た目はイメージの逆だね〜

水菜

……そうなんだね

菊

作戦について話すので路地裏に行きましょう

路地裏にて

アスラナミザ

私たちは何をすればいいのー？

水菜

私たち、ひと暴れすることしか聞いてないの

菊

海の伝達不足かもね

ナーラル

文章で打つのがめんどくさかったんじゃないー？

アスラナミザ

一番有り得そう

アスラナミザ

私だったらそうだね！

水菜

意外とめんどくさいよね

菊

とりあえず、作戦について話すね

菊が作戦について話し終えた

水菜

アスラナミザ

ナーラルは私たちと行動？

ナーラル

うん〜多分ねー！

菊

では、3時間ほどで着くので行きましょう

菊

そして、お昼を食べてからですね

アスラナミザ

OKー！

水菜

了解

ナーラル

じゃあ行こう！

お昼も食べ終え

アスラナミザ

体を少し温めてもいいかい？

菊

どうぞ

ナーラル

菊、無理をさせるね、ごめん

菊

大丈夫です。ナーラルさん

菊

仕事ですし、信用出来る仲間達がいるので

ナーラル

うん、

菊

あ、忘れていました。

人間化

水菜

何それ

アスラナミザ

初耳

菊

ふぅ

ナーラル

あぁ、そういえばそうだったね！

アスラナミザ

どういうこと？

菊

生きていない人間は動きにくいんです

アスラナミザ

メガネは？

菊

この目の近くの模様が見えますか？

菊

ナーラルさんがこれはメガネの代わりと言って書いてくれたまじないです

ナーラル

そうそう〜！

水菜

へぇ、で、その血は？

菊

元に戻っただけです

菊

体力も全てありますが、見た目は……

水菜

そっか

アスラナミザ

じゃあ、そろそろ行く？

菊

そうだね、

水菜

菊、頑張ってね、

ナーラル

2人は透明化してね〜

ナーラル

それで……これ

可視化

アスラナミザ

なにこれ

水菜

あしとか書いてあるけど

ナーラル

それはその人が死刑に値するかどうか〜

ナーラル

それを見て決めて欲しい

ナーラル

良しだったら殺して構わない

アスラナミザ

菊

ナーラルさんは一緒に来ないの？

ナーラル

後で行く予定だよ〜

アスラナミザ

先に行ってるね！

アスラナミザ

ここに戻ればいい？

ナーラル

そうだね〜

ナーラル

菊がどこの檻に入ってるのかそれは教えて欲しい〜

水菜

了解

透明化

アスラナミザ

じゃあね

透明化

菊

行こう、アスラナミザ、水菜

2人は返事をするが透明化なため聞こえない

ナーラル

行ってらっしゃい、

ナーラル

今回のお話はおしまい〜

ナーラル

次回予告「生き地獄」

菊

お楽しみに

能力者

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