赤崎
鼻に詰めていたティッシュを抜きながら莉犬が呟く。
橙樹
赤崎
橙樹
今の時間は5時45分。
約束の時間より45分過ぎている。
黄神
桃谷
黄神
スタスタと歩くのを続けながら時計を見る。
あ、1分。
紫央
僕が元座っていた場所に座りなおしたなーくんが静かに言う。
目はどこか遠い所を見つめている。
ジェルくんが来てからというもの、ずっとこんな感じだ。
黄神
今はそれよりもころちゃん。
何かあったんじゃないかと不安になってしまう。
黄神
桃&赤&橙&紫
桃谷
さとみくんの制止も聞かず、僕は走り出そうとする。
と、その時。
青猿
息を荒げながら目的の主、青猿葵が近づいてくる。
、、水色の浴衣姿で。
ばッと僕は彼から目を逸らす。
青猿
?、、彼も彼でさとみくんに見惚れたのだろうか。
少し妬く、、じゃなくて。気になったからチラリと彼の方を向いてみる。
黄&青
彼は彼でこちらを見つめていて。
顔を真っ赤にしながら固まったまま。
僕は我慢ならずにまた目を逸らした。
いや、本当にマズイ。
僕も気を緩ますと莉犬となーくんみたいになってしまう。
、、、ジェルくんも、なーくんの浴衣姿見たら
「エクスプローション!!!」←
とか言いながら倒れてた。
うん、僕も「アディオス」とか言いながら鼻血出して倒れる自信ある。
、、、逆に気が済むまでころちゃんを見つめたら倒れないんじゃない?
慣れるまで見続けたら、、って僕が変態みたいじゃないですか!!
そもそもころちゃんの浴衣姿楽しみになんかしてなかったし!!!←本音
ガッツリ見れなくて悔しいなんて思わないし!!!?←本音
黄神
頭を掻きながらため息をつく。
僕が呆れてる間にも、皆は歩き出していた。
青猿
黄神
その瞬間僕はついころちゃんの顔を見てしまう。
黄神
この後の僕はご想像にお任せします。
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