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FAKE LOVE

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FAKE LOVE

3 - FAKE LOVE

♥

501

2020年08月20日

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ユンギさんの珈琲を入れていると、後ろから肩を叩かれた。

ジミン

○○ちゃん、久しぶり

あなた

えっ

ジミン

あれ?覚えてないの??

あなた

えっと…ごめんなさい、

あなた

ちょっと覚えてなくて…

ジミン

そっかぁ~

ジミン

パクジミンって名前なんだけど、分かる?

あなた

パクジミン……

なんとなく、聞いた事がある気がする。

あなた

…あっ!!

あなた

前居た執事だった人!

ジミン

やっと思い出してくれた笑

昔、私がまだお金持ちのお嬢様だった時

お父さんが1人だけ執事を雇ってくれた。

その人が、パクジミンさん。

ジミン

ははっ、○○ちゃん大人っぽくなったね?

あなた

そうですか??笑

ジミン

たった4年でこんなに変わるのか~

あなた

ジミンさんも色気が増しましたね笑

ジミン

髪型変えただけだよ笑

ユンギさんの為に淹れた珈琲の存在も忘れ、ジミンさんと駄弁っていると

急にジミンさんが険しい顔になった。

ジミン

…ねぇ、同僚から聞いたんだけどさ

あなた

?何??

ジミン

○○、ユンギさんのアシスタントって…

あなた

ああ、うん!!

ジミン

マジか、

ジミン

気を付けた方がいいよ?

あなた

なんで??

ジミン

あの人、悪い噂結構あるからさ

あなた

そうなんだ…

ジミン

何かあったら言ってね?

あなた

ありがとうジミンさん笑

冷めてしまった珈琲を淹れ直して、持って行こうとすると

背後から視線を感じた。

あなた

…?

ジミン

あっ

ユンギ

…遅いんだけど

あなた

ご、ごめんなさいっ

ユンギ

そいつ、誰

あなた

あ、この人は

ジミン

どうも~、○○の元執事パクジミンです!!

ユンギ

執事?

あなた

へへ、ちょっと色々あってですね…笑

ジミン

久しぶりに会ったのでつい長話しちゃいました~

ユンギ

…ふーん

ユンギ

じゃあもう良いだろ?

ユンギ

○○、行くぞ

あなた

あ、はい!!

ジミン

またね~

ジミンさんに手を振り、部長室に戻る。

すると、いきなり壁に押し付けられた。

あなた

ちょ、ユンギさん!?

ユンギ

んだよ

あなた

な…にするんですか

ユンギ

別に

頬を掴まれて、ユンギさんの方を向かされる。

あなた

ユ、ユンギさん、

ユンギ

あなた

止めてくださいっ…

ユンギ

なんでだよ

あなた

だって、ユンギさんとは、そういう関係じゃないですか

ユンギ

だから?

あなた

だから?って…

あなた

こういう事するの、駄目ですよ

ユンギ

はは、人間ってのはさ

ユンギ

駄目って言われた事ほどやりたくなる生き物なんだよ

あなた

や、めて下さいっ…

ユンギ

お前が悪い

徐々に近付いてくる顔に、抵抗しようと胸板を叩いたが微塵も動かなかった。

あなた

~っ!!

目を瞑った瞬間、ユンギさんの携帯が鳴った。

ユンギ

……ちっ

ユンギさんは部屋から出て行った。

あなた

……何だった、の…

足の力が抜け、その場にへたれこんでしまう。

明後日のデート、大丈夫かな…

遂に、デートの日が来てしまった。

あなた

うぅ…緊張するな…

これまで生きてきて、ジミンさん以外の男性とは出掛けた事が無いのだ。

つまり、全く男性に耐性がないのです。

だからどんな洋服を着ればいいのか、どんな事を話せばいいのか

全く分からない。

という事でジミンさんに頼むことにした。

ジミン

…それで僕を呼んだわけ?

あなた

いえす!!

ジミン

はー…なんで他の男とデートする為の道具にならないといけないのさ…

あなた

ごめんジミンさん笑

ジミン

ねぇ今から僕とのデートにしない?

あなた

へっ

ジミン

嘘、冗談

ジミン

まぁ今度デートしようね?

あなた

う、うん…??

ジミン

じゃ、ユンギさんの好みは?

あなた

んー…

あなた

いつも黒っぽい服ばかり着てるから、黒系統の服かな?

ジミン

ほおほお、黒系統ね

ジミン

じゃあ、この白文字が入った黒Tシャツと、

ジミン

黒いロングスカート合わせてみたら?

あなた

分かった!!

ジミンさんの言った服を履くと、凄くお洒落な感じになった。

ジミン

うん、似合ってるよ

あなた

すごおおお、、

ジミン

○○は元々スタイル良いから、何でも似合うよ

あなた

そういうジミンさんこそモデル体型の癖に…

ジミン

そうかな?笑

ジミン

あとはこのピアス付ければ、完成!!

あなた

クールビューティー!!!!

ジミン

でしょ?笑

ジミン

僕はそろそろ帰ろうかな

あなた

え、

ジミン

え??

あなた

久しぶりにゆっくりしてていいよ?

ジミン

女の子の家に居座る男ではないかな

あなた

だめだめ、ジミンさんは可愛いから襲われちゃう

ジミン

デート行かせないよ??

あなた

それは困ります

ジミン

ふふ、お言葉に甘えていいの?

あなた

どうぞどうぞ

ジミン

じゃあ恩返しに執事やっときます

あなた

ありがとう!!

ジミン

行ってらっしゃい

あなた

行ってきます!

玄関を出た瞬間、何かにぶつかる鈍い音がした。

あなた

え?

ユンギ

っ、いってぇな…

あなた

ユンギさん!?!?

ユンギ

人にドアぶつけんなよ

あなた

わ、わざとじゃないです!!

ユンギ

知ってるよ…

ユンギ

あとお前さ

あなた

何ですか?

ユンギ

パンツ見えてる

あなた

はっ!?

急いでスカートを直すと、ユンギさんはニヤニヤ笑って立った。

ユンギ

これから一生いじれるな

あなた

止めてくださいよ…

この先のデートが不安でしかないです。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

32

ユーザー

好きなんじゃけど

ユーザー

あの.....好きです!!?!

ユーザー

さ、最高ぉ"ーーーー!!! フォ、フォロー失礼します!(?)

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