テラーノベル
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隼人, ❥ ↝ 😈🔥
爆煙
血
倒れた怪獣の死骸
焼け焦げた匂い
そして、その中に、
見覚えのある人影が倒れていた。
鳴海弦
声が震えたことに、気づいていなかった。
黒髪が乱れ、
持っている刀は折れて、
スーツには血が滲んでいる。
けど、その瞳には、まだ光が映っていた。
夜桜麗華
夜桜麗華
鳴海弦
いつも通り、返したつもりだった。
けど、震える手を止めることはできなかった。
夜桜麗華
彼女の体から、どんどん温度が逃げていく。
鳴海弦
夜桜麗華
そうボクを呼んだ声はどこか、もうこの世界じゃない場所から聞こえてくるようだった。
夜桜麗華
鳴海弦
鳴海弦
鳴海弦
初めて、こんなにも弱々しい言葉を発した。
ただ、怖かった。
彼女のいない日常が。
夜桜麗華
夜桜麗華
鳴海弦
夜桜麗華
やめろ
夜桜麗華
鳴海弦
自分が泣いているのかも、わからなくて。
夜桜麗華
夜桜麗華
鳴海弦
鳴海弦
鳴海弦
けれど、その目は閉じていた。
その顔は少しだけ、笑っているようにも見えて。
静かで、儚くて。
___綺麗で。
鳴海弦
腕の中の君は、もう何も答えない。
鳴海弦はその日、1人の部下を失った。
誰よりも一緒に、隣で時を過ごした少女。
「鳴海さん」と呼ぶその声が心地よかった。
時々見せるその笑顔が綺麗だった。
涙は見せなかった。
しかし、それは「強い」からではない。
感情を処理するには、あまりにも早すぎた。
静かに、彼女の頬に触れた。
その温度が、もうほとんど残っていないことに気づいて、
ようやく、理解してしまった。
鳴海弦
ボクはずっと、君が好きだったんだな___
コメント
1件
ギャアッ\(//∇//)\ この二人良いねぇ…んふふ