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愛華が図書委員に選ばれてから、
3週間が経った6月のはじめ
その日は、図書委員の会合があった。
向井
向井
向井
向井
愛華
愛華
愛華
次々に案が出された
向井
向井
向井
下を向くとき、愛華はチラッと向かいの長瀬君を見た。
長瀬君はすでに机に下を向いていた。
向井
向井
着々と本のタイトルがあげられていく。
そして、投票が終わった。
向井
愛華は顔を上げた。
他の人も、顔を上げて、向井先輩に注目する。
しかし、1人だけ俯いたままの人がいた。
愛華
愛華
長瀬君は、1人うつ伏せになったままだった。
愛華は不安になって、長瀬君の肩をツンツンと触った。
愛華
愛華
愛華
長瀬
愛華の言葉に、長瀬君はやっと顔を上げた。
その時、長瀬君はいつもかけている、ブルーのメガネを外していた。
そしてその目で、愛華を見つめた。
ドキッ!
一瞬、胸が高鳴り、愛華は目を見開いた。
愛華
愛華は長瀬君を見つめたまま、固まってしまった。
長瀬君も驚いたのか、愛華を見たまま、固まっている。
そして数秒間、沈黙が続いた。
長瀬
長瀬君がぼそりと呟く。
と、同時に、愛華は我に返った。
愛華
愛華は目をそらした。
長瀬君も、手に持っていたメガネをつけた。
愛華
愛華
愛華
向井
向井
入荷する5冊の本が決定した。
その中には、愛華が投票した本3冊が含まれていた。
愛華
愛華
愛華は笑みをこぼした。
愛華はまだ、気づいていなかった。
心臓の鼓動が早くなった訳と、
メガネの奥からじっと見つめる
男子生徒の視線に。
続く…