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あの涙の意味

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あの涙の意味

1 - 忘れられないあいつ

♥

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2019年11月13日

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俺は大幹広隆。現在中三で、有栖川夢恋校中等部の生徒として生活している

俺は

会いたい人がいる

忘れられない人がいる

ねぇ

お前は今、どこで何してる?

広隆

はぁ...また肉じゃが?

お母さん

文句言わないの

お父さん

美味しいご飯があることを有難くは思えないのか

お姉さん

私の料理、そんなに美味しくない?

俺は今この家にいるのが嫌だ

お金があったら絶対一人暮らししてたのにな

いや、1人じゃない。あいつと...

そんなこと、もう出来ないか

戻りたいよ

あの涙の意味、知りたいよ

部屋に戻った俺は、漫画を読んでのんびりしようとしていた

しかし、姉さんに邪魔された

お姉さん

部屋、入るよー

広隆

...は?いいよって言ってないんだけど

お姉さん

まぁいいでしょ。あんたさぁ、いい加減忘れなよ。あの子のこと

広隆

...

忘れられるわけないだろ

俺にとってはあいつが1番の家族だった

家族を忘れるなんて出来ないだろ

お姉さん

...いつまでも引きずってたら、あんた大変なことになるよ。それに...あんたにはまだまだ長ァい人生があるんだよ?他にその子以上に愛せる子も出てくるはずだよ

そんなこと言うなよ

俺にはあいつが必要なんだ

あいつがいない俺は

ただのゴミ人間なんだよ

あいつが居なきゃ俺は...

広隆

俺さ...忘れようとした時もあったんだよ。けど、忘れられないんだ。俺が傷つけちゃった時の顔も、笑顔も、温もりもその全てが俺の記憶から消えないんだ

お姉さん

だけど...

広隆

姉さんが心配するのも分かるよ。けど...俺は俺で何とかするから。

そう言って俺はそそくさと姉さんを部屋から追い出した

頼むから言わないでよ

あいつの事を忘れろなんて...

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