青
桃
すたーと
カチ、カチ、カチ、カチ
時計の音?
カチ、カチ、カチ、カチ、
歯車が…ゆっくりとスピードを落とす
とまる、
カチ、カチ、カチ、カ、
チ
ガタン
大きな音を立てて歯車が 先程とは逆方向に回り出した
逆走?
カチカチカチカチ
時計の音を速さを増す
もどる、
僕も…あの時計のように
やり戻りたい!
カチ カチ カチ カチ カチ カチ カチ カチ カチ カチ
反時計回りに時計の針も回り出す
青
___
____!
____ぉ!
あ_ぉ!
青!!
青
青
青ッッ!!
その声は聞きなれた声
でももう1年前に 聞くことが出来なくなった声
青
青ママ
青ママ
青
理解が追いつかない
だってお母さんとお父さんは
1年前に馬車の事故で
亡くなったんだから
青
青ママ
青ママ
青ママ
青パパ
青
青パパ
青パパ
青
あぁ…確か3年前に開かれた 貴族向けの大会だっけ
僕は平民出身だけど 実力で参加したものだよね?
でもどっかの貴族が魔法を自分の力量以上使ったから暴走を起こして なくなった大会、
ということは… これが夢じゃないなら 僕は
3年前に戻っている
青ママ
青パパ
青
青
夢だったら良かったのに
でもあの痛さは夢なんかじゃない
青ママ
青パパ
青
ガチャッ
青
青
桃
青
桃
桃
青
桃
桃
どう接すせばいいのか分からない
だって僕が嫌いなのは3年後の君
でも今でも怖い
桃
青
青パパ
青ママ
青
桃
青
青
桃くんが…
僕は…僕が思っている以上に
信じて貰えなかった事が 辛かった
青ママ
青パパ
もしかしたら…今伝えたら あんな未来にならないんじゃないか
そう思った
青
僕は全て話した
もちろん真実を
桃くん本人の前で話すのは少し 気まずかったけど
今なら信じてくれると思ったから
青ママ
青
僕が話し終わってお母さんの第一声
青パパ
桃
青
言葉が詰まる
夢なんかじゃない!
あの痛みは
あの辛さは!
ココロの痛みは!
夢なんかじゃない
青
桃
青ママ
青
あっ…そっか
なにかがプツンと切れた音がした
青
青パパ
青
青
青
青
桃
………………
青
青ママ
青パパ
青
…………
バタン
青
青
青
青
コメント
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初コメです!100以下くらいから1100まであげました! 続きすごく楽しみに待ってます!
続き待ってるワン