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僕と猫

1 - 僕と猫 第1話

♥

507

2019年06月12日

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はぁ……

習い事行かないと、

そう、呟いた僕は、

自転車に乗り、足に力を入れ始めた。

上り坂が……はぁ、疲れるなぁ、はぁ

息を切らし始めた僕は

教室に着いた

ピーンポーン

先生

はーい、どうぞ〜

この声も、僕にとっては300回目

お邪魔します

先生

先生

違う!!そうじゃない!

先生

ここの指使いは、1番!

先生

親指で黒鍵を弾かないの!

先生

ここは――

心の中でも僕は小さく息を吐いた

幸せが1つ逃げたなぁ。

明日は……

塾か

また、幸せが逃げるのかな。

先生

今日はここまで!

先生

また来週ね

はい…

小さく呟いた僕の声は、

何処かえ消えていった。

エレベーターのボタンを押す。

これだけなのに、たったのこれだけなのに

酷い疲労感と、脱力感に襲われる。

三階です。

機械音とも呼べる、声を聞いたあと

僕は1歩を踏み出した

あ………雨だ。

傘……ないな

ネズミ色の空を見上げた僕は、

0.5秒 固まって居ただろう。

頭の中にも様々な情報が行き交う。

対処法は………なかった

傘も無ければ、雨風を凌げるような

場所すらない。

僕を

嘲笑うかのように、

帰るか……

朱色のパーカーをまとった僕は、

フードを頭に被せた。

頭を撫でられているようで、

心地が良かった。

ずっとこのまま、雨に濡れていたいなぁ

意識が引き戻される感覚がした。

うわ、うわぁぁぁぁぁぁ!

ガシャン、ドサッ

うぅ、痛てぇ

ニャーオ

大丈夫?怪我、してない?

……

大丈夫そうだね

こんなとこ、飛び出ちゃダメだよ。

自分でも、何を言っているか

理解が追いつかなかった。

優しくする。なんて、

っはぁ、なんで今――

そう、昔僕は――

A

おい!1万はどうした!

B

答えろよ。

B

おい!

ドンッ

鈍い音とともに、

全身に強い痛みが走る。

も……持ってません

A

あぁ!?なんだと!?,?

B

チッ、明日には持ってこいよ!!

は、はい

あぁ、なんだ、人間、協力なんて無理なんだ

あぁ、そうか――

何も感じなければいいのか。

あの、忌々しい思い出とともに

感情

なんてものは捨てたハズなのに……

ニャー

ほら、帰りな。

僕は行くから、バイバイ

自転車に乗る僕を見て、猫は消えていった。

はぁ、帰らないと

そうして僕は、足を早めた。

ただいま〜

おかえりなさい、

疲れた……

手洗ったら、勉強しなさい!

はぁーい

所詮親だろうと同じだ

僕を優秀にして、自慢したいだけ

僕を、支配したいだけ

僕は……

人形だ

質の悪い、睡眠の後

僕は目覚めた。

決行の日だ

僕は意を決して、次の1歩を踏み出していく。

ガチャ

古びたドアを開けて

僕は、今

屋上に居る

はぁ……

幸せなんて、もう縁の切れるもの、、

そうして、僕は、柵に腰をかけたんだ―――

ども、ともみんっす

初のファンタジーイェーイv(・∀・*)

ちょぴっと、実話混じりのこのお話

最後まで読んでくれると、嬉しいです。

それでは、次の作品で

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