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大人気な後輩から好かれてる

第1話 - 『俺と君の約束だから』

791

2025年03月31日

#大人ロマンス

#青春恋愛

#TL

#yaet

りりる

どうも、りりるです

前にもお伝えしたのですが…

新連載を作ることが決定しました！

Prologueは『感謝』の第6話に書かれているので

ぜひご覧ください

去年の8月から密かにずーっと制作してきて

5話まで書き終わったので

投稿しました

ちなみに設定とかはめんどくさいんでないです（は？）

自分設定書いたことないので…🥲

まぁ…一応yaetです

軽ーく説明しますと

メンバー数人がカフェで働いています

『コンビニアルバイト』みたいな？

でもこの新連載はバイトじゃなくて仕事です

まだ骨組みがしっかりしてないので、色々とおかしくなると思いますが

温かく見守ってくださると幸いです

カランカランと、ドアベルがなる音がする

…いらっしゃいませ〜

数年前にできたこのカフェの仕事を始めて

2、3年は経った

女性

すいません、予約してたんですけど…

…あぁ…鈴木様ですね

前までは誰でも気軽に入れるカフェだったんだけど…

ある日、突然このカフェは予約制になった

2名様でよろしいでしょうか

女性

あぁ…はい

それでは、お席にご案内します

若い女性2人が周りを見渡して、誰かを探している

いや、まぁ…なんとなくわかるけど…

女性

…あっ、ねぇあの人じゃないっ…！？

女性

…えっ、あっ…ほんとだっ！！

……（この人たちもか…）

女性

え、ねぇ…写真で見るよりもめっちゃイケメンなんだけど…！？

女性

めっちゃかっこいい…惚れたかも…

yan

…あ、いらっしゃいませ〜

まさにこのカフェが予約制になった原因

この人…赤木くんがこのカフェに入社してきたから

赤木くん…みんなからはyanくんと呼ばれてるけど

彼は、どうやら顔がイケメンらしく

あの爽やかな笑顔で、女性を一瞬で虜にしているだそう

特に、若い女性から人気で

誰かの投稿でSNSでバズってしまい

このカフェが平均1時間は並ばないと入れなくなるほど人気になってしまったため

現在は予約制に変えている

女性

え待ってこっち見た！？笑った！？

女性

…まって…笑顔がほんとにかっこいい…

女性

流石『爽やか笑顔の王子』と呼ばれてるだけあるわ…

……

私は、ほぼ毎日あの笑顔を見てるけど…

まぁ…顔は整ってるなとは思うけど

そんな…言うほど爽やかか？

…あ、こちらの席になります

お決まりになりましたら、こちらのベルでお呼びください

女性

はーい

机の上の片付けをしながら

またいつもと同じことを考える

…はぁ…

周りを見渡しても

お客さんはほとんど若い女性だし

家族連れが減っちゃったなぁ…

動画も回してる人いるし…

写真撮ってる人もいるし…

……はぁ

yan

…etせーんぱいっ！

ぅわっ！？びっくりした…

yan

ふふっ…そーですか？

…も〜…何しにきたの？

yan

片付け手伝いますよ！

え、いいよ…

yan

だめです。話したいことありますから

…はいはい

早めに片付けを終わらせるために

手を急いで動かす

yan

…さっき、et先輩ため息2回もついてましたけど…大丈夫ですか？

……え、そうなの…？

yan

そうですよ！

無意識だからな〜…

yan

無意識…！？

yan

…余計に心配になってきましたよ……

yan

…んじゃあ次に言いたいこと

yan

…et先輩、さっき俺のこと見てませんでした？

ニヤッとした表情で、私の顔を覗き込んでくる

…え、いつ？

yan

et先輩が席案内してるとき〜

yan

俺、目合いましたからね？

そうだったかな〜…

yan

そうですよ！

yan

et先輩に向かって笑ったじゃないですか！

…あぁ…

爽やかさがわかんないな〜と、思ってた時か

…あれ、私に向けてだったんだ

yan

そーですよ

yan

嬉しいですか？w

……

期待するような目で私を見てくる

…別に…

みんな爽やかな笑顔とか言ってるけどわからないなって思ってただけ

yan

……嫉妬ですか？w

…なんでそうなるの？

yan

…俺が嫉妬しててほしいからです

…はぁ？

そんな馬鹿馬鹿しい話をしていたら

いつの間にか片付けが終わっていた

…それじゃ、私もう行くから

yan

待ってください

チラッと、赤木くんの顔を見ると

yan

…今日も…いつもの場所で

…わかってる

ピンポーンと、ベルがなる音がする

あ、6番テーブルだ

行かなきゃ…

カランカランと、予約した人たちが入店してくる

ああもうっ…

yan

俺が席案内しますよ

あ、じゃあお願い

そう言って、6番テーブルまで駆け寄る

はい、ご注文はお決まりでしょうか

女性

…えぇ…yanくん狙ってたのに…

女性

…隣にいたのにさぁ…。あっちに行ってるし…最悪

……

女性

…あぁ…すいませんー

あっ、いえいえ…

まぁ…よくあることだし…

女性

んじゃあ…紅茶2つと…抹茶かき氷2つで

はい。かしこまりました

少々お待ちください

tt。紅茶2と抹茶かき氷2〜

うーい

厨房は、ttと店長の2人で回している

こんなにたくさんのお客さんの分の料理を

二人だけでずっと作っている

…と、いうか…

ホールは私と赤木くんだけで

店員は実は4人しかいない

赤木くんが入る前は

まだ家族連れとかが多くて

こんな一気に人が入ってくることなんか滅多になくて

3人でも少し忙しいぐらいだったけど

赤木くんが入ってから

女性が入店してくることが増えて

今では圧倒的人数不足

…店長

ん？なに？

いつになったら人増やすんですか！

あー…それは俺も考えてんだけどさ

多分、バイト募集してるとか言ったら

yanくん目当てで入ってくる女性多そうじゃん？

…確かに…

それだったら、もう4人だけでいいかなって

嘘でしょ…

yan

なーに絶望してるんですかet先輩

…また来た…

yan

嫌そうな顔するのやめてもらっていいですか！？

yan

普通に傷つくんですけど！？

ごめんごめん

…てか、店長仕事サボってね？

yan

え、確かに…

……あ、バレた？w

店長ぉぉ！？

tt可哀想w

だってもう疲れたし…

何もしとへんやろ！

まぁ…この仕事は大変だけど

上下関係もあまりないし

私には一番合ってる仕事かなって思っている

ほい、etさん紅茶2つと抹茶かき氷2つ

はーい

持ってこうとトレーを持ち上げたら

『えぇ…yanくん狙ってたのに』

と、さっきのお客さんの声を思い出してしまう

っぁ、あー…やっぱ赤木くんやってよ

yan

え、俺ですか！？

うん、6番テーブルだから！

yan

え、えぇ…？

yan

…まぁ…et先輩からの頼みだし…

赤木くんはちょっと困惑しながらも

私の代わりにトレーを持ち上げてくれる

わ、優しー

yan

棒読みですよね？w

赤木くんが笑って、すぐに6番テーブルに向かっていく

yan

おまたせしました〜

女性

わっ、yanくんだ…！！

女性

本物ですかっ…！？

yan

本物でーすw

女性

え、笑顔の破壊力エグ…

yan

紅茶2つと、抹茶かき氷2つですね

yan

それじゃあ…

女性

え、もう行っちゃうの？

yan

…また何か注文してくれたら来るかもしれませんよ？

yan

それでは、ごゆっくりお楽しみください

…赤木くん、人気だね

…うん…イケメンだしなぁ…

…顔がいいってずるいよね

私が行ったらめっちゃ落ち込まれたのに

え、それ悲しい

全ては赤木くんのせい

後輩のせいにすんなw

仕事が終わった時間帯

店長とttだけが帰り

この店に残っているのは私と赤木くんだけ

yan

…よし

yan

やっと二人きりになれたぁ〜…

赤木くんが私の前の椅子に座る

…何回も聞いたことあるしそれ…

yan

だって…毎回この時間のためだけに来てるもん…

…はぁ…

若い女性から大人気の赤木くんは

私と二人きりになると、異常に甘えてくる

というか…バックヤードに入った瞬間甘えてくるから

お客さんから見えなくなったら甘えてくると言ったほうが正しい

yan

…俺、さっきet先輩のこと脅かしたじゃないですか

…片付けてるとき？

yan

そうですそうです！

yan

そのときのet先輩の反応…めっちゃ可愛かったですよ

……はぁ…？

yan

俺可愛いって言いそうになったんですけど、我慢しました！

yan

偉くないですか！？

そう、赤木くんとは

人前では私に『可愛い』とか

誤解を招く言葉は使わないことと、約束している

他の人に聞かれたら、色々と大変なことになっちゃいそうだし…

yan

et先輩と俺だけの約束なんで

yan

しっかりと守りましたよ？

わーえらーい

yan

……

…もう帰ってもいい？

yan

…だめです

yan

まだ俺…et先輩と話したいです

机においていた手を優しく赤木くんの手に包みこまれて

目をしっかりと合わせられて、そう伝えられる

あぁ…そう…

yan

……

yan

…っもぉ〜…！

yan

et先輩いつ俺に惚れてくれるんですか…！？

赤木くんモテてるんだから彼女簡単に作れるでしょ

yan

本命からモテないと意味ないですから…

そう言って、頰をぷくっと膨らます

でもモテてるってなんか毎日が楽しそう

yan

……モテてもいいことないですよ

…、そう…なのかな…

yan

…というか…et先輩

yan

…やっぱ優しいですね

…え？何が？

yan

今みたいに…こうやって俺がずっと手握ってても離そうとしないですもん

yan

…俺にとっては…

手を握られている力が弱まり

手が少し離されると

私の指の間に赤木くんの指が滑り込まされる

その手はそのまま優しく握られて

視線を手から赤木くんに移すと

少し照れながらも、じっと私の目を見つめていて

yan

……嬉しいですけどね

あ、あぁ…どうも…？

yan

……

赤木くんが少しムッとしたような表情をする

yan

…っあ゙〜…もうっ…！

yan

俺、こんなにも本気なのに…！

yan

頑張ってるのに…！

はいはい。頑張ってるね〜

そう言って、そっと握り返す

yan

……えっ…

…ふふっ…驚いたでしょ？

赤木くんの頬が赤くなっていくことに気づいて

思わず頬が緩む

yan

っ…et…先輩っ…？

あっはは…照れてる…w

yan

…っいや…まさか握り返されるとは思ってなくて…

……まぁ…いつも頑張ってるらしいからね

赤木くんの目をしっかりと捉えて

ニコッと笑う

yan

っ…

赤木くんの目が揺らいでいる

…なに恥ずかしがってんの、w

パッと手を離して、荷物を持つ

…じゃあそろそろ帰るから

また明日

赤木くんに向かってそっと手を振って

扉を開けて出ていく

yan

っ…

yan

……手、あったか…

この作品はいかがでしたか？

791

15件

心臓もたんてぇ…。付き合っちゃえよー！

もーめっちゃ続き気になります🩷‼️長い話すきなんでもーいっこの話もだーーーいすきなんです‼️‼️💙

りりる

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