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午前8:10 きさらぎ公園
湊
彼女の名前は、 彼岸 湊(みなと)。 湊は自宅近くにあるきさらぎ公園のベンチに座りながら、本を読んでいた。
湊
湊は人を待っている。この公園に来て約10分は経っていた。
湊
この公園に集まる予定だった時間は7時55分だった。しかし湊はどうせ時間通りに来ないだろうとわかっていて、ちょっと遅れて8時に来た。
湊
そう、湊は毎朝待たされている。早い時は5分以内で来ることがあるが、酷い時は30分待たされることもある。
悠
そこに1人の青年が近づいてきた。
湊は栞を本の読んでいたページに挟み、青年の方を向く。
湊
彼の名は、蘇芳 悠(ゆう)。湊の幼馴染だ。悠は身体が弱い母親に変わり、2人いる妹の世話をしており、その為今日も湊との待ち合わせに遅れた。
悠
湊
悠
湊
結月
悠
湊
ベンチに座っていた2人に、1人の少女が後ろから肩に手を回し、抱きついた。
湊
悠
結月
彼女の名前は、東雲 結月。彼女も一応、湊の幼馴染だ。悠ほどの長い付き合いでは無いが、小学校からの付き合いだ。
湊
悠
結月
湊
結月
湊
結月
悠
結月
湊
湊はベンチから立ち上がり、2人の方を向いた。
悠
悠
悠も立ち上がる。
結月
結月は先陣を切り、2人の前を歩いていく。
悠
湊
呆れながらも2人は結月について行き、学校へと向かった。
午前8:48 私立千羽原高校 2-B教室
結月
結月が思いっきり、教室のスライド式の扉を開ける。
クラスメイトA
クラスメイトB
クラスメイトが次々に挨拶を返す。
クラスメイトC
悠
湊
2人も挨拶を交わすと、湊は自分の席である窓際の最後列の席へと向かった。悠は湊の隣の席だ。
雪音
湊
悠
彼女は、坂下 雪音。湊の前の席だ。
雪音
悠
湊
湊は本を受け取り、感想を聞く。
雪音
湊
雪音
麻里奈
雪音
そこに、桐生 麻里奈というクラスメイトの1人が現れた。
麻里奈
麻里奈は雪音の耳元で囁く。
雪音
麻里奈
雪音は震えていた。
結月
雪音
麻里奈
結月
雪音
麻里奈
湊
麻里奈
湊
悠
結月
悠
結月
麻里奈
結月
麻里奈
雪音
麻里奈
麻里奈は、自分の席へ戻って行った。
結月
雪音
湊
悠
結月
雪音
結月
結月も席へ戻って行った。
悠
悠
雪音
悠
湊
雪音
麻里奈
麻里奈
麻里奈
麻里奈
麻里奈
午後16:38 学校 中庭
悠
湊
悠
悠は2年にして、生徒会長を務めていた。湊は悠を待っており、中庭のベンチで本を読んでいた。
生徒は殆ど帰り、静けさが広がっていた。
悠
湊
結月は放課後に、雪音に話があると呼び出され、それっきり湊と悠は会っていなかった。
悠
湊
悠
悠
悠
湊
悠
湊
湊が本を閉じ、立ち上がった時に、地面に何か叩きつけるような音がした。
湊
湊
悠
湊
午後16:44 西校舎付近
湊達は音がした西校舎付近に、2、3分で辿り着いた。
悠
湊
数秒2人は、周りを調べ、さっきの音の主を見つけた。
湊
悠
そこには、坂下 雪音の死体があった。
悠
湊
悠
雪音の死体には、頭から血が流れていた。それに、そこの真上の屋上のフェンスが破けていた。
湊
そこに1つの悲鳴が鳴り響いた。
湊
悠
午後16:56 保健室
湊は東校舎にある保健室へと来た。そこは扉が開いており、保健室の先生が入口で絶句していた。
湊
保健室の先生
湊
湊は、先生が指差す方向を見た。
湊
湊
そこには
東雲 結月の死体があった。