弟との決断

私の名前はリサ 今年で16になる高校生だ ですが私は家庭の事情で高校をすぐに退学した 理由は 母が他界したからだ 母が他界してからは朝から夜までバイトに 休みの日は弟のコウの勉強と家事をやるものだったので私には「休み」なんてものは無かった 元々は母と弟と父と、、、 いや 私たちは母子関係だった。 私の父は相当「父」と呼べるものではなかった 彼は朝から晩まで私が働いて稼いだ現金でギャンブルに行き 負けては私母弟に八つ当たり 勝ってはその現金を全てスる まさに疫病神だ なので稼ぎはかなり激減している。 「だけど私は弟の為に」と思うと頑張れる気がした。 母が亡くなってからは私たちは父から逃げている

コウは自分が勉強や家事や空腹や寂しさで辛いはずなのに私にも明るくしてくれる。 その愛おしさで私は何よりも頑張れる

こんな生活終わらして弟に腹一杯食べさせてあげたいのも山々だが見積もりや私のおかずなどでは弟を満足させてあげられない、、、

そんな時、、、

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

私は何も考えずにドアを開けてしまった

次回 「幸せの壊れ始め」