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コメント
4件
すっかり気温も下がり、空気も乾燥してきた冬
はなもり幼稚園ではクリスマス会が行われる
12月20日、水曜日
Ep.29 ゆきあそびとサンタさん
吹雨希 すうあ
時計の針が9時30分を示す頃、赤い帽子を被ったすうあは園児達に話しかけていた
吹雨希 すうあ
松澤 絋
四宮 祐希
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
四宮 祐希
吹雨希 すうあ
｢｢｢サンタさ〜ん！！｣｣｣
園児達が期待を込めた声でサンタを呼ぶと、扉を叩く音が聞こえる
コンコンコン
知花 凜音
知花 凜叶
年長の園児達はノックをした人がサンタだと察す
そして、扉がゆっくりと開く
吹雨希 悠穂
入ってきたのは、サンタの格好をした悠穂
吹雨希 悠穂
悠穂は背負っていた白い袋を園児達に見せる
四宮 祐希
四宮 祐希
松澤 絋
吹雨希 悠穂
吹雨希 すうあ
守森 四葉
四葉は立ち上がり、悠穂の元へ向かう
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
悠穂はスーパーで500円程度しそうなお菓子の詰め合わせを手渡す
守森 四葉
四葉はお菓子を受け取ると席に戻る
吹雨希 すうあ
知花 凜叶
凜叶も悠穂からお菓子を受け取り席に戻ると、それ以降も園児たちは次々と呼ばれる
吹雨希 すうあ
古寺 将風
将風は呼ばれると、他の園児達同様悠穂の元へ行き、お菓子を受け取る
吹雨希 悠穂
古寺 将風
古寺 将風
将風は｢メリークリスマス｣と言おうとしたが、正しい言葉がわからなくなってしまい、そそくさと席へ戻る
吹雨希 悠穂
吹雨希 すうあ
全員がお菓子を受け取り終わり、サンタは帰宅する
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
吹雨希 すうあ
四宮 祐希
四宮 祐希
松澤 絋
知花 凜叶
サンタは子供達に見送られながら教室から出ていく
サンタがいなくなり、園児達は口々に訴え出す
知花 凜叶
知花 凜叶
四宮 祐希
吹雨希 すうあ
すうあは少し考えて口を開く
吹雨希 すうあ
すうあの言葉に園児達は歓声をあげる
四宮 祐希
知花 凜叶
歓声と一緒に、ガサガサとビニール袋の音があちこちで聞こえ出す
知花 凜叶
知花 凜叶
知花 凜音
鏡狂 花
自分の好きな物を取り出しては嬉しそうに封を開ける子供達
将風も自分の袋を覗き込み、個装されたクッキーを取り出す
古寺 将風
吹雨希 すうあ
四宮 祐希
四宮 祐希
古寺 将風
将風は祐希の元へ向かう
教室の端々から楽しそうな声が響く
四宮 祐希
四宮 祐希
松澤 絋
松澤 絋
守森 四葉
王城 姫恋
吹雨希 すうあ
王城 姫恋
吹雨希 すうあ
すうあは冗談半分で子供達に言う
四宮 祐希
吹雨希 すうあ
しばらくして、子供達がお菓子を食べ追える頃
凜叶が窓の外を見て声を上げる
知花 凜叶
知花 凜叶
続けて凜音も声を上げる
知花 凜音
知花 凜音
四宮 祐希
松澤 絋
子供達の目が一斉にキラキラと輝く
吹雨希 すうあ
すうあは目を輝かせる子供達を見ながら考え、ふぅっとため息を吐きながら言う
吹雨希 すうあ
四宮 祐希
知花 凜叶
子供達は嬉々として上着を羽織り、手袋を付けて外へ行く
吹雨希 すうあ
子供達のほぼ全員が外で雪遊びをする中、教室に残ったのはすうあともう1人
貴島 乱兎
吹雨希 すうあ
貴島 乱兎
乱兎は席で黙って本を読んでいる
吹雨希 すうあ
吹雨希 すうあ
貴島 乱兎
乱兎が本に集中している中、すうあは外に目を向ける
四宮 祐希
松澤 絋
外はふわふわの雪が積もっており、子供達の足跡がくっきりと付いていく
知花 凜叶
パサッ
知花 凜音
清本 來
知花 凜叶
手袋が雪でびしょびしょになりながらも、3人は楽しそうに笑い声をあげる
祐希と絋は園庭の隅で変わった遊びをしていた
四宮 祐希
松澤 絋
祐希と絋は、踏みしめられて薄い氷のようになった雪を滑ろうとしていた
四宮 祐希
ツルッ
松澤 絋
ドテッ
2人は盛大に転んだが、すぐに笑い出す
四宮 祐希
松澤 絋
2人は立ち上がり、雪を踏んで滑る部分を広くしつつ、何回も挑戦していた
一方その頃
古寺 将風
鏡狂 花
立ち尽くして唸る将風に花が話しかける
古寺 将風
鏡狂 花
鏡狂 花
古寺 将風
鏡狂 花
2人して唸っていると、四葉と姫恋がやってくる
王城 姫恋
王城 姫恋
鏡狂 花
古寺 将風
王城 姫恋
守森 四葉
四葉は地面にしゃがみ、雪玉を作る
作られた雪玉は地面に置かれる
守森 四葉
四葉は雪玉をコロコロと転がすと、雪玉に雪がまとわりつき、少しずつ大きくなっていく
鏡狂 花
古寺 将風
王城 姫恋
雪玉がある程度の大きさになると、将風達は雪玉を重ねる
鏡狂 花
王城 姫恋
古寺 将風
守森 四葉
鏡狂 花
鏡狂 花
花は落ちていた小石を拾い、2つの雪だるまに刺す
古寺 将風
王城 姫恋
姫恋は木の枝を持ってきて、雪だるまの腕にする
守森 四葉
鏡狂 花
花は教室へ戻り、とあるものを取ってくる
鏡狂 花
花はスコップを見せる
古寺 将風
王城 姫恋
守森 四葉
鏡狂 花
花は2つの雪だるまにスコップを刺す
鏡狂 花
花は雪だるまに曲線を描き、口にする
鏡狂 花
古寺 将風
守森 四葉
王城 姫恋
古寺 将風
将風は雪だるまを完成させると、遠くで雪合戦をする友達を見ながら考えていた
古寺 将風
古寺 将風
体にあたる冷たい空気に冬を感じながら、今日の出来事を思い出として胸に刻んでいた
こうして、楽しいクリスマスは雪とともに溶けていく
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