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？？
悪夢へようこそ
恵美
あ、悪夢？
？？
ええ
恵美
都市伝説の？
？？
世間ではそうかもしれませんね
恵美
見た悪夢が正夢になるの？
？？
はい
恵美
どんな夢をみるの？
？？
あなた自身に起こる恐怖だったり…
？？
身の回りの人を巻き込むようなものですね
？？
どんなものを見るかは
？？
あなた次第です
恵美
自分…次第？
？？
ええ
恵美
ね、ねぇ
？？
どうされましたか？
恵美
この夢から抜け出せないの？
？？
夢の全てを見終わったらですね
？？
では、あちらの扉に
私は怖がりながらも
恐る恐るその扉を開けた
千歌
おはよう！
恵美
ち、千歌？
千歌
そうだけど、どうしたの？
顔色悪いよ？
顔色悪いよ？
恵美
な、なんでもない！
千歌
そっか！早く行くよ！
恵美
え、ちょっと待って！
私は、本当に悪夢なのか疑った
こんな意識のある夢は初めてだった
千歌
おっはよう！たっつん、祐介！
恵美
おはよう…
達也（たっつん）
おはよ！
祐介
どうしたんだ恵美？
元気ねぇな
元気ねぇな
達也（たっつん）
ほんとだ！
恵美らしくねぇな（笑）
恵美らしくねぇな（笑）
恵美
なんでもないよ！
祐介
ならいいや
恵美
ほら、授業始まるよ！
達也（たっつん）
戻るぞ、祐介！
祐介
おう
2人は教室に戻った
千歌
ほんとに、何も無いの？
恵美
え？
千歌
親友はお見通しだぞ！
恵美
千歌…
千歌
話せる？
恵美
実は…
そして悪夢のことを言った
千歌
そうだったんだ…
千歌
でも、大丈夫！私が一緒に帰ってあげる！
恵美
あ、ありがとう
千歌
いいってことよ！
千歌
ほんとに大丈夫？
恵美
大丈夫だよ！千歌が居てくれるから
千歌
うんうん！
恵美
ここの信号渡ったらもう大丈夫だよ
千歌
わかった！
そして信号が青になり渡ろうとした
ピィーーーーーーー
信号無視の車が千歌轢いた
恵美
え？
恵美
ち、千歌？
恵美
ね、ねぇ千歌！
恵美
誰か救急車呼んで！
男の人
大丈夫ですか！？
恵美
救急車呼んでくれませんか？
男の人
私は医者です！
男の人
応急処置をするからAEDを持ってきて！
恵美
は、はい！
男の人
そこの人！救急車！
そして、千歌は救急車で運ばれた
間もなく、千歌の死亡が報告された
男の人
遅かったみたいだすまない…
恵美
………あ、ありがとうございました…
信じられなかった
私は警察に家まで送られた
お母さん
大丈夫なの！？
恵美
う、うん
お母さん
これ、千歌ちゃんなの？
恵美
………
お母さん
千歌ちゃんのお家に行って来るから、警察が来たら家に入れて上げてね
恵美
………
お母さん
頼むわよ
恵美
わ、わかった
私は震えながらも答えた
そして思い出した
これは夢であることだった
恵美
ゆ、夢？
恵美
そうだ悪夢だ
恵美
で、でも正夢になるんだった
恵美
千歌が私の家まで送らなかったら死なずに済んだってこと？
ピンポーン
恵美
警察？
？？
警察でーす！
？？
杉本恵美さんに聞き取り調査に来ました！
恵美
今開けます！
そうだ悪夢だ
現実で防げばいい！
そしてドアを開けた
恵美
え？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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