愛に添える復讐劇

愛に添える復讐劇

マリるし？

【注意⚠️】 2次創作です。連載。 学パロ&いじめの3期生(4人)です。 全体的に暗め、不穏です…。※ キャラ崩壊あり※ ※これらが苦手な人はブラウザバックを推奨します。 『前回の8話を見てない人はそっちから見ていただけると嬉しいです。』 視点コロコロ変わります。 雑談あります 急展開！！ 残り(今回含めて)2話、終盤なので長いです！！

ぺこら大ピンチ…！ チキン回避なるか！？

凍えて死ぬような寒さ。

外側から扉を棒で固定しているみたいで、

内側からは開けられそうにない。

寒さで削られる体力、その残りを使って音を出す。

ｶﾞｼｬﾝｯ…！！ｶﾞｼｬﾝ！！

気付いてｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

私が門の外側を出ようとした時、

ふと思い出した。

私はもう、後は1人でいいって

決めたんだ。

みんなに迷惑はかけないって…決めたんだろ。

このままでいい。

このままでいいんだよ…。

帰ったら、みんなにさよならを告げて、

断ち切ればいいんだよ…。

そう思った時、

ｶﾞｼｬﾝ…！ｶﾞｼｬﾝ！

倉庫側から音がした。

この時間帯、ぺこら達は部活で……

1秒も経たないうちに自分の体は動いていた。

嗚呼ｯ…寒いなｯ…

誰も来てくれないのかなｯ…。

助けてｯ…て言いたいｯ…。

るーちゃんもずっとこんな気持ちだったのかなｯ…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

誰も助けに来ないって、

辛いなｯ…

ｶﾞﾀﾝｯ…！

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ…！！

またいつか握りたいぺこ…。

るしあをあんな目に遭わせたやつを

殺すって

決めてるんだ。

ぺこらという名の少女のいじめと、

理人を名乗る少年のラ○ンから送られてきた、

1本の動画が、

彼女の復讐心を

さらに燃焼させたのでした。

そして、復讐劇は

山場を迎えるのでした。

ぺこらに何しようとしたんだよ？

何もかも奪っていくんだからｯ！！

どうやら俺達は、不倫相手との子供らしい。

1人の配偶者と「るしあ」という1人娘がいながらも、

快楽のために相手を陥れて惑わす最低な父親。

そして作るだけ作って、愛想を出さず子を愛さない母親。

母は父を愛そうと努力したが、

父や母はもちろん、俺達のことを愛そうとすらしなかった。

だから俺達はクズ雄、クズ子らしい笑

月日は流れ、俺達に2つの転機が訪れた。

まず、父親と母親が夫婦心中したこと。

そして、「マリン」という女の子を

“兄妹”2人共、恋愛として好きになったこと。

俺達はやっとこの地獄から解放され、

誰かに愛されたい、必要とされたいという感情が芽生えたのだ。

遠くから見る“彼女”の顔が愛おしい。

誰1人置いていかずに差し伸べてくれる姿は頼もしい。

俺もクズ子も嫌いになれなかった人だったんだ。

人を好きになり、静かに見守り、いつまでも好きでいられること。

この俺達の幸せの旋律を

打ち壊す奴が居るんだよ。

それが、

「るしあ」だったんだ。

母親のラ○ンと通話のたび、聞こえてきた名前、

「るしあ」

コイツの存在が、俺達“家族”を壊し、

幸せの旋律を引き裂いた、愚か者。

コイツをいじめて、自×まで追い込んで、

俺達が被害者の皮を被れば、

「マリン」は自然に俺達に

集中しようとしてくれる。

それだけが俺達の、俺らだけの

生き甲斐だったんだ。

もういねぇよ？笑

今すぐ此処から消えてほしい。

ﾊﾞﾝｯ！！(2人をおもいっきり突き飛ばす)

ｶﾞｼｬﾝ！！(クズ子、クズ雄そしてマリンがフェンスと共に落下)

俺はようやく、自分が置かれた状況を知る。

マリンが俺らを強く突き飛ばした弾みで、

フェンスが壊れ、その勢いで

俺らとマリンは宙を舞った。

上から下へ堕ちていく中、混乱状態の俺らとは別に

今にも泣きそうな表情を浮かべたマリンが視界にぼやけて入る。

死ぬのが怖くて泣きそうになってしまったのか…

そうならば俺達を突き飛ばして終わりにすれば良かったのに。

そう思いながら、固く冷たい地面の上で

痛さを感じながら

静かに意識を手放した…。

ああｯ…

痛い

いたい

いたい

みえない

くるしい

ごめんね

みんな

ごめんね

るしあ

でもね、るしあ…

もうあのふたりはいないよ

まりんもそっちにいくからさ

『るしあにあいたいな』

【第9話】

『あなたに会いたい』

to be continued…

Next…The final episode ———。

マリオン船長の部屋〜

てーれれ、てれれ、てーれれ

本日のゲストは

おつマリオン〜！(主以外)

最終話…お楽しみに。