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深夜列車

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深夜列車

1 - 深夜列車

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17

2019年06月21日

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これは私が夜道を歩いていたときの話です。

なんだあれ?

線路に目をやると、 どういう訳か男が線路を走って 列車を追いかけてるではありませんか。

待ってくれ~

酔っぱらいか?それにしてもだいぶ老けているのによくあんなに走れるな。

ちょっと言ってみるか

おーい!!大丈夫!次乗れるから!!!

気づくと男は消えていた

なんだったんだ?

翌日

聞いてくれよ寛、俺の親戚のおっちゃんが意識不明の重体だったのが、奇跡的に回復して、喋れるまでになったんだよ!!!

あのおっちゃんが!?

そうだよ!

いやー、良かったな!

うん、あとさ

おっちゃんが不思議なこと言ってたんだけど

なに?

死際に亡霊がたくさん乗ってる電車が見えたらしいんだ

おっちゃんは自分も死ぬから、乗らなくちゃって、本能的に思っちゃったらしい。でも、乗る前に発車して、乗れなかったんだって。

へぇー、そんな不思議なことが

本とかでよく見るけど、本当にあったとはね

多分あの電車に乗ってたらおっちゃん、亡くなってたんじゃないかって、みんな言ってるよ

でもおっちゃん、もっと怖いこと言うんだ

なんだよ?

乗れなかったのはいいんだけど、どこかからか

「大丈夫、次乗れるから」って

え、え?

おっちゃん、「あれは死神だ」って震えっぱなしなんだよ。

この作品はいかがでしたか?

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