みゆう
みゆう
みゆう
⁇
そう言って目の前にある画面に現れたのは黒ずくめの人だった。
みゆう
⁇
そう言って楽しげに笑う。
顔が見えない。気持ちが悪い。
みゆう
⁇
まだニタニタと笑う。何処も縛られてなんかない。
みゆう
記憶を辿っても攫われる様な事をした覚えはない。
みゆう
⁇
そういって画面に映る人は気持ち悪いくらいに笑った。
耳障りな笑い声。
みゆう
私は誰もがとるであろう逃げるという行動をとった。
みゆう
みゆう
⁇
その声と共に現れたのは背格好からして男だ。
みゆう
⁇
馬鹿にしたような笑い声で指をさした方向には少しの光が射し込む窓があった。
みゆう
⁇
こんな男に捕まってたまるか。
みゆう
抵抗なんてしてもここがまずどんな所かも分からないのに逃げれるわけも無く。
⁇
人生最後の脱出ゲームは失敗だ。
みゆう
悔しさの余り涙がこぼれる。それを楽しそうに見て笑うこいつはもはや人間じゃない。
知らない人の手が私へ伸びる。
みゆう
unknown
伸びてくる手も。私の思考も止まった。
⁇
声が聞こえるのは画面からだ。
unknown
最後であろう、人生ゲームを。
unknown
微かな光さえ消えて。
⁇
〜私?私かい?〜
unknown
このゲームを操る先には誰が居たかって?
unknown
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