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後輩くんは小悪魔でした

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後輩くんは小悪魔でした

1 - 後輩くんは小悪魔でした

♥

10

2019年04月01日

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橋本秋

ちはるー

知春🌷

どうしたの?

橋本秋

今日も図書委員??

知春🌷

そうだよー💧

橋本秋

じゃあもう少しかかりそう?

知春🌷

そうだね…

橋本秋

昇降口で待ってる

知春🌷

え!?いいよ、そんな

橋本秋

もう暗いし!

橋本秋

ちはるが心配だから

知春🌷

秋くん…ありがとう☺️

橋本秋

待ってるね

知春🌷

夏音ちゃん!!

知春🌷

今どこ?

夏音

フツーに教室で野中待ってるけど?

知春🌷

野中くんがね、図書室で寝ちゃってて💧

知春🌷

起きないんだけど来てくれる?

夏音

まじかぁ

夏音

ごめんね、ちは

夏音

今すぐ行くから!

知春🌷

うん!

夏音

さっきはマジでごめん

夏音

野中反省してたんだけど

夏音

まだ仕事残ってる系?

知春🌷

うーうん!私も帰るところだったし大丈夫☺️

夏音

ふーん

夏音

じゃあまた明日

知春🌷

うん!

知春🌷

(本当はまだ仕事結構残っちゃってるんだよね…)

知春🌷

(もう6時半か)

知春🌷

(あと30分で終わるかな…)

バタバタバタ!

知春🌷

(!?すごい足音…もしかして秋くん?)

ガラガラ!

野中冬馬

「先輩」

野中冬馬

「その本…まだ仕事残ってるじゃないですか」

野中冬馬

「嘘つかないでください」

野中冬馬

「ていうか…寝ちゃってごめんなさい」

野中冬馬

「謝罪も兼ねて戻ってきました」

知春🌷

「なんでわかったの?」

野中冬馬

「夏音…センパイが」

知春🌷

「あー夏音ちゃんが」

知春🌷

「ごめんね、良かったのに」

野中冬馬

「ダメですよ」

野中冬馬

「もう6時半ですよ」

野中冬馬

「知春先輩みたいな可愛い人が夜に歩いてたら」

野中冬馬

「不審者が来ますよ」

知春🌷

(か、可愛い人!?)

知春🌷

「可愛いだなんてそんな!」

知春🌷

「ほ、ほら野中くんには夏音ちゃんがいるし…そんなこと言っちゃダメだよ??」

野中冬馬

「別に」

野中冬馬

「夏音センパイは彼女じゃないです」

野中冬馬

「幼なじみなだけで」

知春🌷

(夏音ちゃんのカタオモイなんだ)

野中冬馬

「どっちかというと知春先輩の方が好き」

知春🌷

「え!?何言ってるの?」

知春🌷

(本当小悪魔〜💧)

ガラガラ

橋本秋

「ちはる?まだここにいるの?」

知春🌷

(…!野中くん、なんでカウンターの中に隠れたの?)

橋本秋

「あれ?いないか」

橋本秋

「入れ違いかー」

ガラガラ

知春🌷

「野中くん、近いよ」

知春🌷

「もういいんじゃない?」

野中冬馬

「んー…知春先輩いいにおいする」

知春🌷

「やめてっ!」

ガラガラ

橋本秋

「あ、やっぱりここにいた」

橋本秋

「誰?知春、帰るよ」

知春🌷

「うん…」

野中冬馬

「待って」

知春🌷

(!!??)

知春🌷

(キスされる…)

橋本秋

「ちょ、おい!」

知春🌷

「や…」

知春🌷

(…キスのフリ…?)

知春🌷

「野中く…ん」

野中冬馬

「ちょっと、そこの先輩」

野中冬馬

「邪魔しないでください」

知春🌷

「野中くん!秋くんは私の…」

橋本秋

「俺、ちはるの彼氏なんですけど?」

野中冬馬

「へえ?」

野中冬馬

「夏音と浮気してるくせによく言うよ」

橋本秋

「は!?」

知春🌷

「か、夏音ちゃんと…?」

知春🌷

「うそ…秋くん…」

橋本秋

「ちが、違うんだよちはる」

橋本秋

「それは…あの」

橋本秋

「夏音はただの遊び相手だから!」

知春🌷

「遊び相手?それがダメなんだよ」

知春🌷

「帰って!もう別れる!」

橋本秋

「ちはる…」

橋本秋

「くそっ」

ガラガラ

知春🌷

「ぅぅぅぅ」

野中冬馬

「知春先輩」

野中冬馬

「俺フリーですよ」

野中冬馬

「さっきの続き、しちゃいます?」

知春🌷

「ダメだよ…ああいうのは好き同士じゃないと…」

野中冬馬

「堅いなぁ」

野中冬馬

「俺は好きです」

野中冬馬

「知春先輩のこと」

知春🌷

「うっ…」

知春🌷

(本当に小悪魔なんだから!)
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