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恋愛・ロマンス
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月は静かに微笑みかける
1話から読む月儚病と呼ばれる、発症してから月の周期と同じ約30日で亡くなる病にかかった少女、旭飛。
見舞いに来るはずの友達と連絡がつかなくなり、来なくなったことで心を病んでしまう。
病室で死を待つだけの生活が始まり、つらい日々を送っていたが、部屋に同じ月儚病患者が移ってきて、その患者と話すうちに少しづつ旭飛の心はほぐれていき、だんだんその人に惹かれていく。
だが、余命が残り僅かしかない旭飛は、好きになった人と分かれるのが怖くなった。
その後旭飛に訪れる結末とは。