ーGAME OVERするまで、帰れない。ー
いつも通り撮影を終えた帰り道、yan裙は道端で古びた黒いゲーム機を拾う。
メーカー名も、タイトルもない謎のゲーム機。
勝手に起動した画面に表示されたのは――
「PLAYER:YUAN」
さらに、
「WELCOME BACK, YUAN.」
やったこともないゲームが、なぜ自分の名前を知っているのか。
不審に思いながらゲームを進めるyan裙だったが、ゲームの中で起きた出来事が、次々と現実でも起こり始める。
そしてついに、yan裙たち12人はゲームに巻き込まれてしまう。
仲間の消失。
現実に現れる“偽物”。
何度も迫られる「誰か一人を犠牲にする」という選択。
さらにyan裙は、自分たちが同じゲームを何度も繰り返していたことを知る。
今回で――34回目。
なぜyan裙だけがゲームに選ばれたのか。
33回の世界で何があったのか。
そして、至るところに現れる、大きな目と笑った口を持つ謎のマークの正体とは。
どんなに絶望的でも、yan裙が選ぶ答えは一つ。
「誰も選ばない。全員で帰る。」
ゲームが大好きな少年が、
絶対に遊んではいけないゲームを始めてしまった物語。
GAME OVERするまで、帰れない。