北女超常研 3人と、ひとり
古本屋でアルバイトをしていた真崎ことはは、信じていた大人に追い詰められた夜、
説明のつかない出来事に助けられる。
「お父さんが守ってくれた」
そう信じることに決めた彼女は、二人の同級生を誘って超常現象研究会をつくった。
三人で神社やいわくつきの場所をめぐる日々。
その途中で、河合りなだけが、見えてしまう。
古い制服を着た、足音のしない男の子。
彼は、ことはを助けたのが自分だと言った。
そして、誰かを助けるたびに、自分が薄くなっていくのだとも。
はじめて自分から「ほしい」と思った人は、消えていく人だった。
そしてそのことを、親友には一生言えない。
──
第1章 ことは 研究会がはじまった日の話
第2章 りな 消えていく男の子と過ごした、三か月の話
第3章 みずき ずっと、ふたりを見ていた人の話
三人とも、嘘をついている。