当たり前じゃない世界
能力が当たり前になった世界で、僕だけが「普通」だった。
2041年。人類学者イコル・ヤーレン博士が開発した「能力誘発薬」により、人々は生まれながらに特殊能力を持つ時代となった。能力は誰にも予測できない、世界に一つだけの才能。しかし、朝霧湊(あさぎりみなと)だけは薬を投与されても何の能力も発現しなかった、世界で唯一の無能力者だった。動物と話せる少女・椿小春(つばきこはる)、雷を操る天才能力者・神童輝羅(しんどうあきら)との出会いが、やがて世界を揺るがす真実へと繋がっていく――。