国花と二つの光
世界には 、それぞれの国に一輪だけ与えられた「 国花 」が存在する 。
その花が自国を離れると 、国々の腕に宿る 繋がりの光( 青い光 )は消え 、枯れると 命の光( 赤い光 )までも失われる。
ところがある日 、日本の繋がりの光が突然消えた 。
しかし 、命の光はまだ消えていない 。
―― 国花は生きている 。
何者かによって持ち去られた国花を追ううち 、日本は次々と同じ被害に遭う国々と出会う 。
盗まれた花は 、なぜか一輪も枯れていなかった 。
犯人は花を憎んでいるのではない 。
誰よりも花を愛していた 。
「 花は 、誰のものでもない 。」
その言葉に隠された真実とは 。