8年前:S**高校、職員室
穂村カナデ
(あのノートに、
僕の全てを書いたんだ
…あれが否定されたら…
僕は…もう)
僕の全てを書いたんだ
…あれが否定されたら…
僕は…もう)
穂村カナデ
あの、すいません
…青いノートの落とし物、
届いてませんか
…青いノートの落とし物、
届いてませんか
宮本先生
ああ、D組の穂村だね
宮本先生
あのノートなら、
君の担任の山崎先生が
読んでたよ
…あの人
落とし物係だからな
君の担任の山崎先生が
読んでたよ
…あの人
落とし物係だからな
穂村は山崎のデスクに向かった。
穂村カナデ
…山崎先生、
そのノートの中身、
読みましたか?
…実は、それ…………
そのノートの中身、
読みましたか?
…実は、それ…………
山崎先生
…………
山崎がノートから顔を上げ、笑顔になった。
山崎先生
とてもよくできた物語
だった
だった
山崎先生
これは、
穂村が考えたんだろ?
穂村が考えたんだろ?
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