不破湊
加賀美ハヤト
剣持刀也
不破湊
不破湊
剣持刀也
眠そうな彼の後ろ姿を見送った後、社長も後に続く
加賀美ハヤト
不破湊
彼らを見送ったのちには、この空間に2人きり
窓の外には星空
甲斐田 晴
不破湊
むーちゃん
不破湊
むーちゃんがこちらを「なんだ」とでも言いたそうな声色で鳴く
生意気だとは思うが猫だから許す
不破湊
頭を優しく撫でるとまんざらでも無い顔で体の力を抜く
不破湊
むーちゃん
1つ伸びをしたと思えば甲斐田の頬に擦りつく
正直羨ましいと思いつつ、2人…いや、1人と1匹を眺める
不破湊
不破湊
甲斐田 晴
不破湊
甲斐田 晴
不破湊
毛布をかけ直して、甲斐田の隣に座る
そして膝を1つ叩く
甲斐田 晴
不破湊
甲斐田 晴
甲斐田 晴
まさに「寝てません」とでも言いたそうな顔で言われても 説得力がまるで無い
不破湊
不破湊
甲斐田 晴
甲斐田 晴
不破湊
正直甲斐田って馬鹿だと思う
いや馬鹿だ
たまにって言うか常に研究者か疑う
不破湊
ソファーから立ち上がりそのまま玄関へ向かおうとした足を止める
くるりと甲斐田の方を向き、膝をつき、手を差し出す
甲斐田 晴
ちょっとくらいからかってもいいよね
不破湊
不破湊
そう言うと一発ゲンコツを入れられる
不破湊
甲斐田 晴
不破湊
甲斐田 晴
不破湊
甲斐田 晴
甲斐田 晴
不破湊
空気を吸い込むと、涼しい味の空気が肺を巡る
なんだかスッキリして、眠気も一緒に吐き出してしまったみたいだ
不破湊
甲斐田 晴
不破さんは何かを決心したいかの様に一つ息を吸い 口を開こうとする
だけど、閉じて、また開きかかってを繰り返す
甲斐田 晴
悩みがあるなら言ってほしい
不破湊
不破湊
甲斐田 晴
微かに不破さんの声は震えていた
だけどなぜか不安感は無かった
甲斐田 晴
不破湊
話と話の間に1つ、また1つと足音がなる
甲斐田 晴
「甲斐田晴」って名乗れるのはお前だけだよ
甲斐田 晴
不破湊
甲斐田 晴
不破湊
不破湊
こっちを見てへにゃりと笑う不破さん
いつもと違う、いつも通りの貴方に 本当の事を言える日は来るのだろうか
甲斐田 晴
不破湊
甲斐田 晴
また2つ、足音が音色を奏でる
息を吸っても満たされない肺から言葉を発する
甲斐田 晴
甲斐田 晴
不破湊
甲斐田 晴
不破湊
不破湊
またコツッと音色を奏でる僕達
いつか終止符を打たれる時が来るのなら
甲斐田 晴
最高のメロディーを奏でていたい
コメント
2件
/ fwさんかっこよすぎます