団長が抜刀すると、手下達が塒の上部の扉を開け放った! 先の窓の外には月。
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今夜は十六夜か
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知ってるか?不知夜(いざよい)月
”夜を知らぬ月”とも書くのだ
”夜を知らぬ月”とも書くのだ
団長は瑠璃胡蝶をふいと振り上げたーー 蝶の鱗粉のように七色の光がこぼれるーー 銀色ネズミは思わず立ちくらんだ・・
ーー団長が斬り込む!
銀色
くっ!
銀色ネズミは瑠璃刀で捌くが、思うように体が動かない・・
ネズミ盗賊団
こ、こいつ、まだ動いてるぞ・・!
戦いを見守る手下たちは驚いた。 だが、次第に追いつめられて行く・・
茶色ネズミの精鋭部隊
首領ー!
もうやめて下さい!!
もうやめて下さい!!
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叩き落としてやる!
そう、あいつのようにな
そう、あいつのようにな
>>意味深な言葉・・