美晴
んー今日もいい朝だ!

美晴
ほら洋介起きなって!

洋介
んーもう少し寝かせてくれー

美晴
ダメよ、今日もバイトでしょ

洋介
そうだったなぁ

洋介
よいしょっと

洋介
そういやよ、1つ聞きたかったんだがいいか?

美晴
なに?

洋介
お前親には何も言われねぇのか?

美晴
言われないわね

美晴
あの人たちは自分たちが幸せならそれでいいから

美晴
私がどこにいようが関係ないのよ

洋介
冷たい親だな…

洋介
いや親がどんなものかはわからんが

洋介
たぶんもっとあったかいものなんだろうな

美晴
私もそう思う、あんなの親じゃない…

洋介
そうか

洋介
どう思うかはお前の勝手だ

洋介
好きにしな

洋介
ヤベッバイトいかねぇと

美晴
あー急いで急いで!

洋介は顔を洗ってその辺に落ちてる服を着てバイトに向かった
洋介
行ってきます!

美晴
行ってらっしゃーい

美晴
ふぅ…

美晴
なんだかんだ1ヶ月経っちゃったわね…

美晴
(洋介さんには言えないけど実は親からとんでもない量の連絡が来てるのよね)

美晴
どうしたらいいのかな…

美晴
このままの生活が続けれたらいいのに

美晴
あれ

美晴
私生きようとしてる?

美晴
今続けられたらいいなって素直に思ったわ…

美晴
こんな気持ち初めて

美晴
これが生きたいってことなんだ…

美晴
洋介に会えなかったらきっとこうはならなかったわ

美晴
そうだ、今日はお礼の気持ちも込めて料理がんばっちゃお!

美晴
よし頑張って作ろう!

美晴はネットを頼りにとても豪華な料理をたくさん作った
洋介
ただいまー

美晴
おかえりなさい

洋介
お、なんかめっちゃいい匂い!

美晴
あーダメダメまだ見ちゃダメですー!

洋介
んだよめんどくせぇやつだな

美晴
いいからあっち見てて

洋介
はいはい

美晴
振り向いていいよー

洋介
おまっこれどうしたんだよ

美晴
奮発しちゃった

洋介
全く人の金だと思ってなー

美晴
今日は洋介に話したいこともあるの

洋介
な、なんだよ改まって

美晴
まあいいからとりあえず座ろ!

洋介
あ、あぁ

美晴
食べながらで大丈夫

美晴
えっとね、

美晴
一ヶ月も家に置いてくれてありがとうございます

洋介
おいおいなんだよ急に

洋介
頭上げろって

洋介
そんなことされる人間じゃねぇよ俺は

美晴
ううん、私の気持ちを変えてくれた大切な人だよ

洋介
気持ちを変えた?

美晴
うん!

美晴
もう今は死にたいって思わないの

洋介
そうか…

洋介
お前はそれでいいのか?

美晴
うん

美晴
こんな幸せなら一生続いて欲しい

洋介
そうか、実はな

洋介
俺もそれは気になっていたんだ

洋介
お前の気持ちは変わったのかなって

美晴
変わったよ

美晴
洋介のおかげで

洋介
ならよかった

美晴
洋介は?

洋介
ん、俺?

美晴
そう、私を殺したいって思ってる?

洋介
もうそんな感情とっくにねぇよ

洋介
騙されて殺人鬼に仕立て上げられてたわけだしな

洋介
もう殺そうなんて思わないよ

美晴
よかった。

美晴
ねぇ、改めて聞くけど私ここに居てもいいの?

洋介
当たり前だ

洋介
俺もお前が居ないとつまらん

美晴
嬉しい、ありがと

洋介
はい、じゃあこういう湿っぽい話はおしまい!

洋介
食べようぜ

美晴
うん!

2人はこれからの未来話したりしながら豪華な料理に舌鼓した
美晴
んー美味しかった

洋介
あーほんとだ

洋介
本当にいい奥さんになるなお前は

美晴
ありがと

美晴
洋介…

美晴
大好きだよ

洋介
俺もだ

洋介
ん、もうこんな時間か

美晴
そうね片付けしましょ

洋介
んぁ、誰だよこんな時間に…

洋介
今出ますよー

洋介
はいはいどちら様で…

洋介
っ!

父
やっと見つけた…
