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遥
母
母
遥
遥
そこにはバイクに股がった竜胆くんがいた
灰谷 竜胆
竜胆くんはいたずらっ子みたいな笑顔で 笑いかけてきた
遥
好きなのは連絡先のアイコンで知っていた
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
私の頭に合ったヘルメットをすぽっと 被せてきた
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
恥ずかしいけど怖くてぎゅっと抱きついた
ブルルルルルルルルルルン
普段なら遠くから聞こえていた バイクの音が近くで私の耳を突いた
遥
灰谷 竜胆
遥
あの時と同じ大きな背中に安心して 気づけば楽しくなっていた
来ることの無い夜の世界に2人だけ
逃避行をしている様な気分になった
やっぱりこの人の隣は心地よい
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
私は少し悩んで呟いた
遥
遥
灰谷 竜胆
遥
遥
遥
遥
これが気になって今日誘ったんだから 聞き出す他なかった
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
どんな話がくるのだろうと 内心ドキドキしたが私は彼の全てが知りたい
遥
灰谷 竜胆
そーいえばどこに行くのかも 何をしたいのかも聞いてない
遥
灰谷 竜胆
遥
バイクから降りてしばらく歩く
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
月が今にも落ちてきそうなほど大きくて 目の前には海が広がる山の上に来た
遥
灰谷 竜胆
遥
少しの間景色にみとれていると 竜胆が口を開く
灰谷 竜胆
地面に腰をかけて彼は語り出す
灰谷 竜胆
遥
彼はそのまま続けた
顔色を変えながら少しずつ
遥
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
この世界の10年後、 薬指に指輪をはめた遥の隣に立つこと
遥
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
実感は湧かないがきっと彼の言葉に嘘はないと 直感で感じ、そのままきいた
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
遥
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
話の途中から何となく分かっていた もしかしたら竜胆は私のことが好きなのかもしれない
だけど、それ以上にもう会えないかもしれない ことが怖くて分からなかった
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
遥
灰谷 竜胆
笑う彼の顔が痛くて、笑い返せそうになかった
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
息ができないほど胸が締め付けられた
泣きたいほど心をえぐられた
でも私にできることは泣くことじゃない
遥
遥
灰谷 竜胆
彼の過去を深く知っているわけではないが 彼のよく話すお兄さんも、家族ももうこの世に 居ないことを私は知っている
遥
遥
遥
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
灰谷 竜胆
下を向いて私の手を握る彼の声は震えていた
遥
遥
遥
灰谷 竜胆
遥
それから私たちは時間が許す限り 予定を立てた
2人でしたいことを沢山
スマホのメモ機能がいっぱいになるまで