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9月28日
僕は君を殺した。
何故なら君が僕の物になら無かったから。
僕
君はもう喋らない
今も、この先もずっと
でも悲しくなんてない
君の冷たい身体は何時も僕の傍にあるから
僕
幾ら愛を囁いても
何の意味もない
只の僕の自己満足に過ぎない。
もう君は僕のもの。
9月30日
今日も君は喋らない
薄暗くて何も無い僕の部屋に
君の冷たい身体と僕独り
君はもう僕のものなのに。
僕だけのものになったのに
何故だか心は満たされない。
僕は君を殺したあの日から外に出ていない
君とずっと一緒に居たいから
君が目を離したら何処かへ行ってしまいそうだから
10月3日
今日も君は喋らない
ふと上を向いた時
君の姿が、君の悲しそうな顔が見えた
でも
目を閉じて
また開けた時には
もう居なかった
また君は僕から逃げる。
10月4日
たまに部屋の隅で君の姿を見る
前は悲しそうな表情をしてたけど
今日は笑ってた
笑っている君を見る度に
僕は生きてる意味を考える。
もう誰も愛せない
そして
ずーっと考えていると
君の声が聞こえるんだ
人殺し、人殺し
って
僕は怖くなって外に飛び出したよ
外に出ると
沢山の人が居て
皆笑ってた
その笑い声は
僕には嘲笑っている様に聞こえたよ
君を殺した哀れな僕を嘲笑う様に
僕は嫌になって走った。
行く宛もなく
ただただ、人の声を聞きたくなくて
ずっと走ってたら
目の前に、君の姿が見えたんだ
僕はもっと早く走って
君の手を掴もうとした
その時、自分の髪が目に掛かって
咄嗟に目を閉じた
また目を開けるとそこには
君の姿は無く
すぐ横を向けば
大きなトラックが目の前まで来ていた
コメント
13件
てんきゅ(何故ひらがななのかは自分でもわからない)
いいよ
了解…なんだけども もし出来たら璃久氏を質問コーナーの解答編で 少し紹介したいんだけど 紹介しておけ?