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ママ
ちょっと！莉子！
莉子
な、なに？お母さん
ママ
あのねぇ、なんでこんなに部屋が散らかってるの！片付けなさいって、言ったわよね？
莉子
え？そんなの聞いてない、！
ママ
はぁ？言い訳するの？私が悪いわけ？返事したくせに
莉子
返事してないもん！
ママ
はぁ、もういいから、さっさと片付けて
ママ
10分で終わらせろよ
ガチャ
ママ
あいつアホかよw
ママ
いいストレス発散だわーw
ママ
次はどうしよっかな〜♪
莉子
｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡
莉子
隣の部屋だから、声が聞こえてるよ…
莉子
暴力は受けてないから訴えられないよね…。
莉子
とにかく、片付けないと
莉子
アイツ…許さない。いつか、殺してやる！
莉子
あれからもいろいろな虐めを受けた
莉子
みんな、こういう環境なんだと刷り込ませて…。気づかなかった私が馬鹿だった。
莉子
でも、もう終わり
莉子
私は、今更好きでもない科学者と結婚している。
莉子
若返りの薬を作る科学者なんだけど。
莉子
そして、ママを私よりも子供にして、同じことしてやる
莉子
ただいま〜
ママ
旦那様は？
莉子
今日は忙しいらしくて、、、
ママ
はぁ。何しに来たのよ
ママ
用がないなら早く帰りな？w
莉子
ママに新しい薬をあげようと思ったのに…。
ママ
え、？私に？なんて、優しい子なの〜
莉子
（こいつ、急に態度変えやがって…）
ママ
ママにくれるの？
莉子
旦那も徹夜でやってたしなぁ〜
ママ
どんなお薬なの？
莉子
若返りの薬だよ！
ママ
不老不死になったりしないわよね？そんなのは望んでないんだけど〜
莉子
ちがうよちがうよ！声とか、容姿だけ不老になるだけ！
ママ
いいわね、5万円で手を打とうかしら
莉子
（金儲けもできて、復讐できるなんて最高！）
ママ
今から頂いても？
莉子
もちろん！
ママ
ん、甘いわね
莉子
大丈夫？
ママ（？）
お姉…さん？
莉子
違うわよ、私はママ。
ママ（？）
うっ…あれ？記憶が…
莉子
（明らかに知能が下がってる…。
って事は、ごまかせるのでは！？）
って事は、ごまかせるのでは！？）
莉子
今は、そんなことより大事な事があるの！
ママ（？）
え、結構重要じゃ…
莉子
うるさい！黙りなさい！
ママ（？）
｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡
莉子
そんくらいで泣くの？w
私、結構優しいって有名なんだよ？
私、結構優しいって有名なんだよ？
ママ（？）
ご、ごめんなさい…。
莉子
（ちょっと待てよ…？若返っても記憶は…。まあ、いいか）
莉子
で、大事な話ってのは_____。
莉子
？電話だ
蒼
お前さ、今日泊まりだっだろ？
莉子
そうだけど？
蒼
俺の薬が足りないんだ！
何か、知らないか？
何か、知らないか？
莉子
なんのお薬がなくなったの！？場合によっては大変な事になっちゃう！
蒼
その様子だとお前も知らないみたいだな。わかった、何かないか調べてみる
莉子
焦っちゃダメだよ。ゆっくり落ち着いて、ね、
蒼
わかった。ありがとう😊
翌日
莉子
ママ言ったわよね？タオル片してって
ママ（？）
え？
莉子
はぁ、とぼけんなよ。お前さ、はーいって言ったじゃん。記憶がないからって、なんでも許されると思ってる？
ママ（？）
で、でも！
莉子
なに？あんたが悪いのに口答え？w
ママ（？）
…すいませんでした。
莉子
最初からそう言えよ！
ママ（？）
本当にごめんなさい
莉子
フンッ
莉子
見つかった？
蒼
ああ
莉子
どんな薬だった？
蒼
若返りの薬だ
莉子
よかったぁ。あれなら誰かが怪我する心配もないね、。でも、怖いから今日は帰らない…
蒼
あ、まて、話を…
莉子
はぁ、危なかった…
プルルル
プツッ
プルルル
プツッ
プルルル
莉子
はぁ、うるせ、無視しよ
ママ（？）
そろそろお昼ご飯だよ。
莉子
手が開いてないから勝手に作れ、あ、私のもな
ママ（？）
すいません。料理の仕方も…
莉子
はぁ、そんくらい調べてやれよ！
ママ（？）
ご、ごめんなさい
ママ（？）
作り終わった
莉子
ありがとう。さっそく食べるわね
莉子
…
莉子
ﾍﾟｯ
ウォ
オェ
まずっ！
ウォ
オェ
まずっ！
ママ（？）
？
莉子
こんなまずい料理食えたもんじゃないわ。さっさと捨てなさい。あなたの昼ごはんは抜きよ。
ママ（？）
そ、そんな…
莉子
おい！
ママ（？）
すいませんでした。
ママ（？）
（絶対許さない…！）
プルルル
莉子
うるせぇな。はぁ、でるか
蒼
もしもし！
莉子
はぁ、なによ！
蒼
お前、その薬持ってんだろ、
莉子
はぁ？なんでよ
蒼
俺のケースにお前の指紋が付いていた
俺は、妻だろうがなんだろうがお前には触らせてないよな？
俺は、妻だろうがなんだろうがお前には触らせてないよな？
莉子
…。はぁ。仕方ない…か…
蒼
なんか、あったのか？
莉子
ええ、まずあなたのことは微塵も好きではない。
蒼
…！
莉子
あなたの薬目当てよ
莉子
私は今までママに虐められて育った
莉子
だから、子供にして同じことを…
蒼
すまないが、1つ言いたい事がある
蒼
お前が存在しなくなるかもしれない
莉子
え？
蒼
バタフライエフェクト、って知ってるか？
莉子
…！
蒼
1つの事で変わる運命がある
蒼
それが、どんなにくだらない事でも、だ。
蒼
俺らの世界はパラレルワールドになるかも知れない
蒼
しかも、今回は些細な事でもない
蒼
それは、失敗作だ。
莉子
…！
蒼
本当は、科学で歴史を変えるのは違法なんだ。
蒼
そいつが若返えるんじゃなくて、そいつの時間だけが巻き戻っちまった。
蒼
そもそも、"それ,,が母親かもわかんない。
莉子
そんな…。
蒼
今回は、予想もつかん。とにかく、そいつを刺激するな
莉子
わ、わかった
蒼
無事に帰ってきたら話がある。
莉子
ええ、わかった。
莉子
ごめん、言いすぎたよ
ママ（？）
…。
莉子
…！
莉子
嘘でしょ！？死んでる…
莉子
…？姿が変わって…。
莉子
写真で見たお父さんだ。
蒼
来たぞ！原因が分かった
莉子
お父さん！
蒼
記憶が消されて上書きコンピュータされたんだろうな。それで、母親が復讐したんだろう。
莉子
そ、そんな。種を撒いたのは…私？
蒼
これは、失敗作。これから先、君がいなくなるかもしれない。
莉子
…！透けてきてる。。。
蒼
お前は、今いる世界で生きていかなくちゃいけないんだ。
莉子
そんなっ。
蒼
復讐なんて、すべきじゃない。これで分かっただろ？
蒼
もう、手遅れだけどな…。
蒼
俺も、わざとではないとはいえ、違法な薬を作り、お前が使用した。
死んでも償いきれない罪があるんだろうな。
死んでも償いきれない罪があるんだろうな。
莉子
…。
蒼
もう、お前も必要ないしな。
莉子
ええ、そうね。
蒼
復讐は、誰かを傷つけ、また、復讐を生み、結局、全てが崩れる
蒼
もう二度と戻れない。
莉子
私は…。なんてことを…。
蒼
もう、昔の様には戻れないんだよ
莉子
どう、足掻いても、泣き叫んでも変わらない。
莉子
終わらない孤独が永遠に私を苦しめる
莉子
もう、色が見えないくらい、避けてきた。
ーシュンー
蒼
愛されなくても。。。
愛していた。。。
……さようなら。。
愛していた。。。
……さようなら。。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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