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君と苺のような恋をするには。Vol.2

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君と苺のような恋をするには。Vol.2

19 - こ「え、僕こんなシリアス回を担当していいの!?ダメじゃね!?」←

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2022年07月05日

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『馬鹿』

『気持ち悪い』

『ウザいから消えてよ!』

『死ね』

今でも鮮明に覚えてる。彼らの荒れた声々。

虐め。中学時代の3年間ずっと俺はあいつらのターゲットだった。

理由なんてただただ勉強ができる俺にムカついただけだと思う。

、、、理由にすらなってねぇけど

紫央

『やめなよ!!』

ずっと同じクラスだったなーくん、、、紫央七星くんはいつも俺を助けてくれた。

だから恩を感じてるし、いつか返したいとも思ってる

紫央

『、、、大丈夫?赤崎くん』

赤崎

『紫央くん、、、ありがと。でも俺なんか助けなくていいよ』

素直になれない俺はそこでも素直になれなかった

”ウザったい”

”偽善者ぶらないで”

皆の中心人物だったからでもあったのか、彼にはいつも強く当たってしまっていた。

でも彼はいつも、笑っているだけだった

赤崎

『、、、何で!?何で笑っていられるの!?』

ついに俺は彼に聞いた。

あの時は、本当にストレスが大きかった時期だったこともあった。とても寒い日だった。

紫央

『俺のいとこの幼馴染にも似たような人がいてね。つい助けたいって思っちゃうんだ』

紫央くんはそういってまた笑った。

それがまたムカついて、

赤崎

『俺の事なんか何も知らないくせに!!』

赤崎

『どうせ同情してんだろ!?嘲笑ってんだろ!?』

赤崎

『ふざけんなよ!!!』

何度も何度も刃を向けた。

何度も何度も。

途中からは涙で視界が揺れ、何を言ったか覚えていない

紫央

『大丈夫だよ』

それでも彼は俺を抱きしめそう言う。

温かい言葉を向け続ける

紫央

『莉真くん。頑張ったね』

そこで初めて理解した。

この人は、俺の弱音の吐きどころになってくれていた事に。

紫央

『犬、好きなの?』

そこからは簡単だった。

俺らはすっかり仲良くなり、あだ名まで付けられる程になったんだ。

そう、それが”莉犬”。

面白いでしょ?さとみくんもあの日同じあだ名付けたよね。さすが従兄弟って思ったよ。

あ、あの時はさとみくんが従兄弟とは知らかったけどね。

ちなみにななもりってあだ名、最初はもりななにしない?って聞いたら、どっかの会社みたいだからって却下されたの。

まぁ元からなーくんとは呼ばれてたらしいけど。

、、、話脱線した。ごめん。

まぁ、虐められてた時代の人見知りが今も発症してるから友達はさとみくん達以外には、あんまり居ないってことだよ。

この話、さとみくんには話さなきゃって思ってた。

君と苺のような恋をするには。Vol.2

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