桃谷
、、、話してくれて、ありがとな
赤崎
、、、別に。気分で話しただけだから
素直じゃない君はまたそんなことを言う
桃谷
安心しろよ、俺が今度はなーくんに代わって守ってやるから
赤崎
、、、、、、え?
俯いていた顔を上げ、素っ頓狂な声を上げる莉犬。
こういうところは可愛いんだけどな
赤崎
、、、馬鹿じゃないの?
呆れたようににらむ赤犬。
そういうところは可愛くねぇ
桃谷
そうだな、俺は馬鹿だから今度勉強教えてな
赤崎
、、、バーカ
プイっと顔を逸らす彼の耳は髪と同じくらい赤くなっている。
、、、本当、素直じゃねーんだから
桃谷
__冷えてきたし、そろそろ戻るか
赤崎
うん
ベンチから立ち上がり、手に持っていたスマホの画面を見つめる
桃谷
、、、、、、
数秒考えた後、言葉を打ち込んだ
桃谷
『恋愛感情で好きだったよ』
桃谷
『でも今はもう前に進むから』
桃谷
『これからも親友としてよろしくな、るぅと』
桃谷
『PS。ころんと仲直りしたか?』
送信し、ズボンのポケットにしまおうとしたところで通知が鳴る
黄神
『返事はハイですよ。ずっと幼馴染兼親友ですからね』
黄神
『PS。ころちゃんと仲直りしました。ちなみに僕も恋愛感情で好きでしたよ。さとみくんは僕の太陽でしたから』
恋愛感情で好きでした、という文字に目を見張る。
、、、両思いだったんだな。
彼の結ばれるべき相手は俺ではなかっただけで
桃谷
、、、初恋は実らないっていうけどさ
そんなのは誰にも分んねぇじゃん。
第一俺の初恋は実ったらしいし。
、、、すれ違って、しまったけど。
そう1人で呟き、スマホを見ながらまた微笑んだ
赤崎
__さとみくん、どうしたの?
前の方で響いた彼のきれいな声に顔を上げる
、、、あぁ、俺も早く見つけなきゃな
黄色い彼が見つけたように、
俺も信用出来て、愛せる相手を。
黄色い彼に負けないような、
とても暖かい愛を誰かに。
前に進んでいく
桃谷
途中でコーラ買ってこうぜ!
赤崎
またぁ!?
そうして俺は彼のもとへ走っていったのだった






