コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
桃谷
赤崎
素直じゃない君はまたそんなことを言う
桃谷
赤崎
俯いていた顔を上げ、素っ頓狂な声を上げる莉犬。
こういうところは可愛いんだけどな
赤崎
呆れたようににらむ赤犬。
そういうところは可愛くねぇ
桃谷
赤崎
プイっと顔を逸らす彼の耳は髪と同じくらい赤くなっている。
、、、本当、素直じゃねーんだから
桃谷
赤崎
ベンチから立ち上がり、手に持っていたスマホの画面を見つめる
桃谷
数秒考えた後、言葉を打ち込んだ
桃谷
桃谷
桃谷
桃谷
送信し、ズボンのポケットにしまおうとしたところで通知が鳴る
黄神
黄神
恋愛感情で好きでした、という文字に目を見張る。
、、、両思いだったんだな。
彼の結ばれるべき相手は俺ではなかっただけで
桃谷
そんなのは誰にも分んねぇじゃん。
第一俺の初恋は実ったらしいし。
、、、すれ違って、しまったけど。
そう1人で呟き、スマホを見ながらまた微笑んだ
赤崎
前の方で響いた彼のきれいな声に顔を上げる
、、、あぁ、俺も早く見つけなきゃな
黄色い彼が見つけたように、
俺も信用出来て、愛せる相手を。
黄色い彼に負けないような、
とても暖かい愛を誰かに。
前に進んでいく
桃谷
赤崎
そうして俺は彼のもとへ走っていったのだった