テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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『なにもない日なんて、ないから....。』

第1話 - 『なにもない日なんて、ないから....。』

2019年11月18日

#感動？

#命

#切ない

#なにもない日

恋雨❣

この世はゴミのようにクズだ。

いじめがさかんな中で、泣きじゃくって...

なにが悔しい

泣いて何になるっていうんだ

俺はそんな弱い人間が大嫌いだ。

母さん

淳志～？

母さん

もう学校行く時間よ～？

淳志

はいはい....、

この憎い家から早く出よう。そう思って、ドアを勢いよく開けた。

ガチャっ....

母さん

あっ、待ちなさい

母さん

お弁当持った？

淳志

持ったっつーの。

母さん

あらそう？

淳志

チッ....

バタンッ

淳志

(それにしても、親はうるせぇやつだ)

淳志

(俺ももう高校に進学したし、)

淳志

(子供じゃないっつーの)

俺は人の声ににぎわった町をかき消すようにイヤホンで好きでもない曲を聞きながら学校へ登校する。

淳志

(聴かないよりはましか....)

女子

やっばぁー！まじおいし！

だよねっ～次どこ行く？あそこの____

淳志

(何も無い日々がどう面白いってんだ...)

淳志

(こんなくそみたいな世界、死ねばいい。)

淳志

はぁ、

淳志

(ここの信号長いな)

ピッポ♪パパポッ♪ピッポ....

淳志

(やっと渡れる..)

タッタッタッ...ドンっ

淳志

っ.....

女

.....

淳志

いってぇな...

淳志

(謝りもしないってどういう教育受けたんだよ)

淳志

あの女死刑..

ドスッ

おじさん

チッ....

おじさん

おい！いってぇな！

おじさん

ジャマなんだよ

淳志

.....

淳志

るっせぇな...、

淳志

どいつもこいつも...

淳志

うるせぇんだよ、

淳志

はい、おじさん死刑...。

淳志

(って、そんなこと出来ねぇし)

淳志

オレに...

淳志

生きてることを実感するスリルをくれよ..

ザワザワザワ....

〰〰！

淳志

えっ、？

おじさん

......

淳志

(俺が死刑にしたおじさん...)

きゃぁぁぁぁー！！！

淳志

っ、あっちでも...？

タッタッタッ

淳志

ー！？

女

......

淳志

(こいつもさっき俺が死刑にした...)

淳志

(なにが起こってる____！？)

プップッ～！！

淳志

っ、

淳志

(トラック...なんで歩道にっ！！)

ドンッ...！

_____

淳志

っ、はっ

淳志

ここは、、

闇におおわれた世界... 特になにもない様子.....。

死神

やぁ！

淳志

うわっ、

淳志

っ！！

淳志

なんなんだ！！

顔がえぐれ、無惨な醜い犬がポツンと喋りかけてきた。そもそもなんで犬が喋ってる、

淳志

お前、誰だよ？

死神

僕は犬の死神さっ

淳志

し、死..神？

淳志

ここはどこだ？

死神

地獄の少し下らへんかな？

淳志

地獄の、下らへんってどこだよ！

淳志

てか、なんで地獄、

死神

君は死んだんだ！

死神

というより、僕が仕方なく殺した。

淳志

は？

淳志

なんでだよ？

死神

君は地球と言う世界が嫌いなんだろ？

死神

その恨みが君の心を汚したんだ。

死神

で、悪の魂が宿るようになってね、

死神

君は僕、死神見たいになったんだ！

淳志

っ、だから人が死んだんだ...

死神

そう。

死神

まぁ、これ以上は危険。

死神

と言うことで、トラックに殺してもらったよ。

淳志

っ、何てこと...

死神

まぁ、君は人を殺すことが好きになったんだねぇ？

淳志

っ____!

死神

てことで、君にあった仕事をプレゼントするよっ

淳志

俺にあった、仕事....

死神

そう！君は悪魔になってもらう。

淳志

悪魔っ！？

死神

君には僕のもっと上の人から通知が行くように設定した。

死神

その人から○○をいつまでに殺しなさいと

死神

ミッションがくる。

死神

そのミッションを達成してもらう。

淳志

はぁ。

死神

殺し方は簡単！

死神

指パッチン！

淳志

は💧？

死神

君、パチッて出来るだろ？

淳志

っ、

パチンッ

死神

おぉ、いい音なるじゃん

死神

じゃあ、また地上に戻ろうか...

死神

と言いたい所だけど、

死神

そのままじゃちょっとダサいから

死神

悪魔オーラ出そっか

淳志

オーラ？

死神

名前はモレク。

淳志

は？モレク？変な名前。

死神

服装は、

死神

いっくよー？

死神

はい！

モレク

おぉ、すげえ。

モレク

変わったな、

死神

いいでしょ？

死神

じゃあ地上へ出発！

俺は白い光に包まれた。目を開けた時には...

俺は、自分の席で寝ていた。

横浜先生

おい！

横浜先生

淳志っ聞いてるのか！？

モレク

(あぁ、そうか俺のことだよな？)

モレク

はい。

横浜先生

嘘つけ！

横浜先生

廊下にたってろ！

モレク

チッ...

俺はクスクスと笑うみんなの前を通り、廊下に出た。

廊下

モレク

チッ、なにもあんなにしなくていいだろ、

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ♪

モレク

うわ、なんだ？

モレク

はい？

ハーメニア

はーあい？

モレク

誰ですか？

ハーメニア

あぁ、私

ハーメニア

ハーメニア。

ハーメニア

死神から話は聞いてるかしら？

モレク

あぁ、死神の目上の方ですか？

ハーメニア

えぇ。まぁそうね。

モレク

ってか、女？

ハーメニア

そうだけどなにか？

モレク

いえ。なにも。

ハーメニア

まぁ早速ミッションよ。

モレク

はぁ。

ハーメニア

横浜　敏洋(47)
性別　男
身長　176㎝

ハーメニア

分かった？

ハーメニア

この男よ。

モレク

あぁ、俺の担任だ。

ハーメニア

あら、そうなの？

ハーメニア

ごめんなさいね？

モレク

あぁ、全然いいです

モレク

てか、なんでその人を殺すんてすか？

ハーメニア

その件について、

ハーメニア

その人が今後悪い行いを起こしそうだからね。

モレク

そうなんですか、

ハーメニア

あたし、予言者でもあるんで。

モレク

へ～、

ハーメニア

ま、せいぜい頑張れ

モレク

了解。

横浜先生

おーい、淳志。

横浜先生

もう教室に入っていいぞ～

モレク

はい。

モレク

あっ、先生...

横浜先生

なんだ？

モレク

(本当に死ぬんだな、？)

パチンッ

横浜先生

なんのようだ？

モレク

やっぱなんにもありません。

横浜先生

はい、てことで_____

ガシャーンっ

女子

えっ....

モレク

(上から電気が落ちてきた...！)

男子

先生大丈夫ですか！？

イヤァァァァ！！！

あの後、先生は病院に運ばれた後死んでしまった。

女子

はぁ、

モレク

先生のことか？

女子

あったり前でしょ！？

女子

部活で励んでられないわ

モレク

.....

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ♪

女子

ん？なに？？

女子

なんの音？

モレク

あぁっ、何にもないから、

高月　博人(16) 性別　男タイムリミット:4分。

モレク

はぁ、

男子

なぁ、淳志！テニスボールなげてくんね？

モレク

あーはい。

男子

ありがとう

パチンッ

俺は、順調に次々殺していった。

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ♪

高橋　愛菜(5) 性別　女

モレク

(こんなちっちゃい子を...)

モレク

(フッ、でもいい俺は悪魔なんだから。)

キョロキョロ、

モレク

(あ、いた。お母さんと一緒にいる。)

愛菜

ママぁ！ハンバーグ美味しいね！

愛菜

ドリンクバー行ってくるー！

パチンッ

愛菜

ドリンクバー行ってくるー！

花咲　ゆり

(かわいい子だなっ♪)

花咲　ゆり

っ？

愛菜

ふっふふ～ん♪

カタッカタッ

花咲　ゆり

あっ！

花咲　ゆり

(壁に立ててる植え木鉢が倒れそう...)

シュー

花咲　ゆり

っ！

花咲　ゆり

危ないっ！！！

愛菜

うーん？

ギュッ

パリーン

私は女の子を抱きしめ植え木鉢から避けようとした。

花咲　ゆり

んっ、

花咲　ゆり

だい、しょうぶ？

愛菜

うぅ、怖かったよ～

愛菜

うわ～んっ

花咲　ゆり

よしよし、

お母さん

ああっ！すみません！

お母さん

愛菜！大丈夫！？

愛菜

うぅ、うん、、

お母さん

あぁ、ありがとうございます、

花咲　ゆり

いえいえ、

花咲　ゆり

いえいえ_____

モレク

チッ、余計なことしあがって....

ジョロジョロジョロ...

モレク

ん？

花咲　ゆり

お花さんっ、元気になってね！

モレク

あ、前の...

モレク

(同じ学校だったんだ、)

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ♪

あの後、女の子は私が結局処理しといた。

花咲　ゆり(16) 性別　女

モレク

っ、

モレク

花咲、ゆり...

モレク

(フッ、自分を犠牲にしてまで助ける奴もいるのか)

花咲　ゆり

っ？

花咲　ゆり

お花、好きなんですか？

モレク

えっ？あぁ、

モレク

まぁ。

花咲　ゆり

.....！

花咲　ゆり

ならっ、生け花コンクール、見に来てくれませんかっ？

モレク

え？生け花？

花咲　ゆり

はい！私コンクールに出るんですっ！

モレク

フッ、なら見に行こうかな？

キーンコーンカーンコーン

モレク

放課後のチャイムか....

花咲　ゆり

あ、私生け花に向けて頑張ってきます！

モレク

あ、あぁ。

タッタッタッ

モレク

ははっ、

ハーメニア

あなた、何してるの？

モレク

ハーメニア....

ハーメニア

早く殺さないと、あなたが死んでしまうのよ？

モレク

いいだろ。たまにはこうするのも。

モレク

時間はまだまだあるし。

ハーメニア

はぁ、分かったわ。

モレク

(生け花の作ってるところでも見に行くか。)

モレク

(チラッ)

モレク

っ...！

宮崎　蒼井

ねぇ、あんたさ？

宮崎　蒼井

最近淳志と一緒にいるでしょ？

花咲　ゆり

え、まぁそうですけど。

米津　光

やめときなってぇ

米津　光

あいつ、冷たいから近づかない方がいいよ～？

花咲　ゆり

っ、淳志さんは..！優しいです！

宮崎　蒼井

は？

宮崎　蒼井

何様なつもり？

モレク

お前が何様だよ？

宮崎　蒼井

っ...！？

米津　光

淳志っ、

米津　光

その、

宮崎　蒼井

もう、行こっ！

花咲　ゆり

あ、ありがとうございます

モレク

あぁ、いいよ///

モレク

(なんだ、心が暖かい...)

モレク

じゃあな。

タッタッタッ

パリーン俺は過ぎ去ろうとする足を止めた。

モレク

なんだ、？

モレク

っ！

花咲　ゆり

.....

ハーメニア

ふぅ、これでおけ！

モレク

あぁ、そうか、俺は悪魔だもんな...

ハーメニア

さぁ、次の仕事行くよ。

モレク

はい。

モレク

(花咲、ごめんな。俺は悪魔だから。)

そのあと、俺はどうしても気になって彼女の元へいった。

病院

花咲　ゆり

....

モレク

ごめんな。花咲、

花咲　ゆり

うぅ、

モレク

えっ、

モレク

花咲？

モレク

おいっ！花咲ーっ！

花咲　ゆり

淳志...さん、？

モレク

あぁ。そうだ。

花咲　ゆり

あ、会いたかったです、

花咲　ゆり

本当、びっくりしました。

花咲　ゆり

急に植え木鉢が飛んで来るんで...。

モレク

...

花咲　ゆり

私、命が危険だそうです。

モレク

えっ...、

花咲　ゆり

打ち所が悪くて

花咲　ゆり

このまま怪我に負けて死ぬなら、自分から死を選びたい。

モレク

っ.....

花咲　ゆり

そもそも、私虐められてて。

花咲　ゆり

虐められてて、辛くて。

花咲　ゆり

いじめ以外なにもない日が辛いよ。

花咲　ゆり

私にはどうせ新しい出会いはない。

花咲　ゆり

なにもない日が続くなら、死んだ方がまし。

モレク

なにも、ない日...

モレク

(そういえば....)

淳志

はぁ、なにもない日がつれぇ、

淳志

なにか生き甲斐のある出来事をくれよ

淳志

はは、今ここにいるみんなが死んだらどうなるだろ

淳志

笑うぜ...

モレク

(そうだ、こうやって俺は悪魔になった。)

花咲　ゆり

死にたい、

モレク

ダメだ。

花咲　ゆり

えっ、？

モレク

ダメだっ！！

花咲　ゆり

っ！！

モレク

なにもない日なんてねぇんだよ！

モレク

似ている日が続くかもしれないけど、

モレク

世界は一日一日変わってるんだ！！

花咲　ゆり

淳志...さん、

モレク

俺はお前に死んでほしくない。

モレク

お前に人生を楽しんで欲しい。

花咲　ゆり

......

モレク

死んだ方がもっと辛い。

モレク

辛い、悲しい、悔しいが

モレク

一気に押し寄せて来るんだよ！

モレク

だから、

モレク

だから...！

モレク

死なないでくれっ...

花咲　ゆり

.....

花咲　ゆり

淳志さん、分かったわ。

花咲　ゆり

私、死なない！

花咲　ゆり

いじめにも前向きに突き進むから。

モレク

うん、そうしてくれ。

ハーメニア

モレク、

モレク

ハーメニアっ

花咲　ゆり

っ？

モレク

(そっか、花咲には見えてないんだ。)

ハーメニア

優しい心を持ったのね。

モレク

えっ、？

ハーメニア

あなたには天使になってもらうわ。

モレク

天使...？

ハーメニア

えぇ。

ハーメニア

じゃあ、行きましょ。

モレク

ちょっと待ってくれ！

モレク

時間を...

ハーメニア

分かってるわ。

花咲　ゆり

淳志さん？

モレク

俺、実は悪魔だったんだ。

モレク

だから、植え木鉢が飛んで来たんだよ。

花咲　ゆり

えっ、淳志さんが？

モレク

うん。ごめん。

モレク

その事は後悔している。

モレク

でも、それを継ぐなって

モレク

天使になる。

モレク

そしたら天国から見守っているから。

花咲　ゆり

淳志さん、

モレク

なにかあったら駆けつけるから。

モレク

そろそろ時間だ。

花咲　ゆり

淳志さん、今までありがとうございました。

モレク

っ、じゃあ行くね。

モレク

人生楽しめよっ！

ハーメニア

さぁ、準備はいい？

モレク

はい。

それからの事はよく覚えていない。でも、俺が天使になったことは変わらない。今でも彼女を、見守っている_____

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恋雨❣

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