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これまでずっと芳臣のことを「なんだコイツ」「最低かよ」なんて思ってました()けど...こうして動機(?)とか聞くと、根っからの悪ではないとわかり...なんだか切ない気持ちになりました... そして、これまでずっと悪いことを繰り返してきた芳臣に対しても、他の霊と同じように丁寧に接するカタヅケ屋のメンバーの優しさがもう、画面越しに伝わってきて...!
悪役も少しは救ってあげたいという渋谷さん、優しすぎやしませんか…😢 ポストは今日も可愛かったです 一生懸命頑張ったポストをとても褒めてあげたいです…!! 最終決戦は主要キャラみんなの見せ場があって、とても好きでした…! 次回でもう最終回になってしまうのですね 本当に毎週毎週楽しませていただいて…!! 次回も楽しみに待っています!!😭
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷の問いかけに、芳臣がはっきりと動揺を見せる
伊芳臣
伊芳臣
久留間悟
久留間悟
久留間悟
色摩猛
色摩猛
本田芙蓉
本田芙蓉
本田芙蓉
本田芙蓉
本田芙蓉
本田芙蓉
本田芙蓉
離れていた場所から歩み寄り、三つの影が渋谷の隣に居並ぶ
それをヘドロの目が困惑に揺れつつ眺めた
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
不安定な言動を繰り返す芳臣の言葉に、渋谷の眉根が寄る
やがてなにかに気付いた様子で眞珠のいる場所を振り返ると
いつの間にか胸元に抱えられていたポストに声を張り上げた
渋谷大
ポスト
スポンと音を立てるように眞珠の腕から抜け出し、ポストが芳臣に突進する
背表紙がピッタリと芳臣の背につくと、眩い光が溢れた
伊芳臣
咄嗟に振り払いかけたその体を、渋谷が腕を掴んで制止する
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
ポスト
ポスト
ポスト
ポスト
まばたきの間に、本文が音を立ててめくれていく
そこに記されたすべての文字が真っ黒に塗りつぶされ
すでに半分のページを埋め尽くしていた
それを目にし、本田の眉間に深い皺が刻まれる
本田芙蓉
本田芙蓉
本田芙蓉
言うが早いか、近くに落ちていた木の枝を拾い上げ、空中に大きく円を描く
本田芙蓉
本田芙蓉
ポスト
本田芙蓉
本田芙蓉
本田芙蓉
本田芙蓉
本田芙蓉
本田芙蓉
ポスト
色摩猛
久留間悟
久留間悟
久留間悟
渋谷大
ポスト
身も蓋もない言い方に、二人から非難の声が上がる
しかしそのやりとりである程度緊張が取れたのか
ポストはもう四分の一ほどしか残っていない本文に書き込みながら
わずかに本田へと体を向けた
ポスト
本田芙蓉
その直後、本田が描いた魔法陣がポストに貼り付いた
瞬間、黒い柱が空へと突き抜ける
渋谷大
ポスト
ポスト
ポスト
本文を埋め尽くしていた黒塗りが、空に伸びた柱に引き剥がされる
見る間に白紙に戻り、しかしその端からまた黒く塗りつぶされていく本文に
ポストは絞り出すような声を上げた
ポスト
ポスト
ポスト
ポスト
ポスト
ポスト
ポストが雄叫びを上げるのと、それはほぼ同時だった
本文に記される文字が一気に判別可能なそれに変わる
渋谷大
渋谷大
ポスト
制止の声をきっかけにポストが芳臣から飛び退き、転送魔法陣もまた掻き消える
それを見届けて安堵の息をついた渋谷は、静かに芳臣の顔を覗き込んだ
渋谷大
そこにあったのは、ヘドロ色をした目ではなかった
伊芳臣
渋谷大
渋谷大
渋谷大
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
落胆にも後悔にも、はたまた安堵にも似た表情だった
それを黙って眺めたあと、渋谷はゆっくりと口を開く
渋谷大
渋谷大
渋谷大
問いかけに、もう一度沈黙が落ちる
しかしやがて、控えめに頷いたあと
芳臣はぽつりと声を落とした
伊芳臣
諦めにも似た口調で、そう呟く
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
伊芳臣
渋谷大
芳臣の声を遮った言葉に、本田や久留間、そして色摩の目も伏せられた
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
渋谷大
芳臣の喉から、息をのむ音がした
渋谷大
渋谷大
渋谷大
伊芳臣
震えた声に、苦々しくも、はっきりと頷く
それに、重い息が落ちた
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
肩を震わせ、嗚咽を漏らす芳臣にかける言葉もない
しかしその肩に、細い指先が触れた
渋谷眞珠
渋谷眞珠
渋谷眞珠
渋谷眞珠
渋谷眞珠
渋谷大
伊芳臣
本田芙蓉
本田芙蓉
本田芙蓉
本田芙蓉
本田芙蓉
伊芳臣
伊芳臣
静かに首肯する本田の姿に、芳臣の目がわずかに潤む
やがて静かに目を閉じ、唇を噛み締める様子に
本田は両手で印を結び、祈るように口を開いた
本田芙蓉
とたん、芳臣の体が浮き上がる
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
伊芳臣
渋谷大
再会があるような言葉に首を傾げながら、やがて芳臣の体が空に溶けていく
それを渋谷は血みどろの腕を掲げながら、最後まで見送っていた