こんばんは。作者です。このお話は、私の実体験と、私の友達2人が体験したお話 計3話を書きました。私のお話より友達2人のお話の方が怖いので、苦手な方はここでお引き取りくださいませ。
作者
私がまだ小学生だった頃のお話。
作者
私の小学校はよく出るという事で保護者や先生方の間でも話題であった。
作者
私の1つ上の学年の先輩達(6年生)が特によく怪奇現象にあっていた。
作者
私達の学年(5年生)はあまり怪奇現象には合わなかった。
作者
あと4日で夏休み。と言う日に怪奇現象は起きた。怪奇現象にあったのはやはり6年生の先輩達だった。私達は夏休みが近いという浮かれもあったのか、それともいつものことだったから気にしなかったのか、あまり興味はなく、普段通りに過ごしていた。
作者
その先輩達が体験した怪奇現象とは音楽室と理科室へ繋ぐ廊下で人影を見たというものだった。些細な現象だったのでその時はそれで収まったが、次の日、つまり夏休みまであと3日となった日。
作者
また怪奇現象が起きた。今度は学校の事務の人だった。その人は昨日と同じ廊下で人影を見たらしい。またか、と思っていた私だったが、昨日の人影とは少し違ったらしい。…それは昨日見た人影は止まって動いていなかったが、今日見た人影はフラフラと酔っ払いのように歩いていた…と。
作者
誰かいたのでは?と他の先生方や生徒達は言っていたが事務の人は違うときっぱり言ったらしい。その証拠は「人影では無かったら服などの境目が見えるはずですが私が見た人影は何も見えなくてただの黒い人影なんです」と。確かにそうだ。本当に先生とかだったら服と服の境目が見えるはずだ。しかしその人が見た人影はただの黒い人影だったらしい。
作者
その日はまたそれだけで終わった。
作者
そしてまた次の日。夏休みまであと2日。生徒達は夏休みのことで持ちきりで一昨日、昨日と起きた怪奇現象には一切触れていなかった。私もその1人だった。
作者
だが。また起きた。3日連続の現象など起きたこともないので流石に怯える生徒達も出て来たのだ。しかも今度現象にあったのは校長先生。流石にこれはやばい…と先生方で会議になったほどだった。それ程の怪奇現象だったらしい。校長があった現象とはあの廊下から一番近い4年生の教室にあの人影が入っていく。というものだった。
作者
前より確実にこちら(6年教室と私達5年教室)に近づいて来ていることに私達は少し怖くなって来ていた。
作者
そして。明日から夏休みだ。という時にまたあのか現象は起きたっ…さすがに生徒達は怯えた。だってその現象は酷いものだったから。
作者
その現象は人影が入ったという4年生の教室に大量の砂が床一面に散らばっていた…というものだった。当然入れたのは先生でも、生徒でもない。だって朝は通常の教室で、終業式が終わり、掃除をしに戻ってきた生徒が教室に入ろうとしたら…砂が入っていたのだから。そう。つまり終業式の最中に教室に、砂が散らばったということだ。先生方も全員、全校生徒も、体育館で終業式を行なっていた。体育館以外に人は居なかったはずなのに。
作者
泣き出す生徒もいた。これをみた先生方はまずいと思ったのか夏休み中にお祓いを頼んだそう。お祓いをしてくれた人になぜこのような現象が起きるのかを聞いたところ「この学校にはまだ小さい男の子の霊がいました。きっと砂場で遊んでいたりしている最中に事故が何かに巻き込まれてしまったのだと思われます。」のような内容を話していたときいた。夏休みが明け重たい気持ちで学校に行ったものの、お祓いが効いたのかもう怪奇現象は起きなかった。
長くなってしまいすいません。これが私の学校で起きた怪奇現象の話です。私自身が体験したわけではありませんが、私の通っていた学校で実際に起きたことです。
次は友達1の体験談です。私と話していた場面を書きます。
友達1
うちの家さ、幽霊いるさ。
作者
まじ?
友達1
うん。でも見んのは死んだじぃじと、ばぁばなんだよね。
作者
へぇー今も見んの?
友達1
うん。見る。
友達1
台所でよく見る。じぃじとばぁばが見えるから祓っていいのかわかなくてさ。…でも来週祓ってもらうことにした。
作者
なんでいきなり?
友達1
あのね。今まで何もしなかったのにゴミ袋勝手に荒れてたり床が濡れてたりするんだって。だから来週祓うよ。
作者
そなんだ。
友達1
ねぇちょっと!
作者
ん?
友達1
やばい、家祓えないって。
作者
え?なんで?
友達1
祓ってもらおうとしたんだけどその人じゃ祓えないんだって。じぃじとばぁばは祓えてもさ、
作者
え?お爺ちゃんとお婆ちゃんの霊ははらったの?ならいいじゃん?
友達1
そう思うじゃん?じぃじとばぁばは祓ってもらっけどさ、ゴミ袋荒らしたり床濡れてたのじぃじらとかの霊じゃないんだって。
作者
え?まだついてたの?
友達1
うん。お祓いの人が溺れて死んだ狐の霊ついてるって、狐って食べ物探すのにゴミ箱あさったりするから家のゴミ袋荒れてたんだって。
作者
じゃ濡れてたのは?
友達1
ほら。溺れて死んだからその狐。だから床濡れてたりしたんだって。
作者
まじでどうすんの?
友達1
引っ越すって。
作者
え学校は?
友達1
それは一緒。家だけひっこす。
作者
そっか。
以上が友達1の体験談です。次は友達2の体験談です。
友達2
私の家の近くに公民館があってさ、そこはよく出るだのなんだのっていう噂があるの。でも実際見た人いないから誰かがいたずらで流したんだろっておもってたの。
友達2
けどさ、違った。
友達2
その公民館ってさ、小学生限定でキャンプとかやるの。公民館の管理人の人が付き添いで。ご飯作ったり遊んだりしててさ、毎年遊びは変わるんだけどやること全部終わったら、毎年絶対にやる肝試しあってさ。それがまたリアルで。公民館全部最低限の明かりしかつけないで二階の1番奥の部屋で待機してる管理人の人にお菓子もらって帰ってくるっていうやつ。でも条件があってその部屋まで行くのにはその部屋以外の部屋に行って1つ1つ種類の違う飴をその部屋その部屋で1つとって持って行かなきゃいけないの。流石に1、2、3年生は泣いちゃうから4、5、6年生しかその条件は出されなかったけど。私は6年生だから条件に従わないといけなくて、二人一組で必死に飴を取ってった。でもさ、ゴールの部屋に辿り着くまで行かなきゃいけない部屋の数は13部屋なんだけどさ、9部屋目で私、見たんだ。その部屋は他の部屋より広くて作りも他と違うんだよね。なんていうかオシャレ?って感じでさ。
友達2
その部屋で友達と飴取ろうとしたらさ、いきなりガタンって音したの。うちら2人めっちゃビビって声も出なくてただ固まってたの。友達が音のして方見るとね、いたんだ。体は見えないけど顔が隠れるくらいの髪をした人、体なくて物と物の間からこっち見る感じだったんだ。
友達2
怖くてやばくてもう半泣きで飴も取らないで残りの部屋すっ飛ばしてゴールに行った。そこでしばらく落ち着くまで待ってたらさ、うちらの次の組みの人も、めっちゃ焦って部屋に来たの。管理人さんがどうしたの?って聞いたらさ、さっきの部屋でうちらと同じ物見たんだって。
友達2
肝試しは中止になった。そして来年から肝試しはあの部屋だけは無しになったんだよ。あの部屋がどうなったのかは知らないけど。ただあの日は管理人さんが確認しに行った時は何も無かったってことしかしらない。
これで計3話終わりです。書いてる時もめちゃくちゃ怖くて飼い猫と寄り添いながら必死に書いてます。