水瀬 あい
んん~っ
赤石 海人
なんだよ、でっかいのび
だな
だな
水瀬 あい
授業中寝てたから笑
赤石 海人
お前よくばれなかったな...
水瀬 あい
や、見逃してくれたんじゃない?ほら、私テストだけはできるしw
赤石 海人
うぜぇw
海人とそんな雑談をしながら私はなんとなく教室の窓の外を見た。
水瀬 あい
あ!見て!
赤石 海人
ん?
水瀬 あい
松下先輩だぁ!
赤石 海人
......
水瀬 あい
やば~い、今日も
めちゃめちゃカッコいい!
めちゃめちゃカッコいい!
赤石 海人
......
松下 琉斗先輩は学校一のイケメンで、私の好きな人です。
今は放課後。
教室に海人と2人だけ。
私は、あの相談をするには絶好のシチュエーションだと思った。
水瀬 あい
ねえ、海人...
相談があるんだけど
相談があるんだけど
赤石 海人
...何?
水瀬 あい
私...松下先輩に
告ろうと思ってるんだ
告ろうと思ってるんだ
赤石 海人
...で?
水瀬 あい
だから、その...告白の
練習を海人でさせてほしいな、と思って
練習を海人でさせてほしいな、と思って
赤石 海人
......
水瀬 あい
だめ?
赤石 海人
...別に。好きにすれば
水瀬 あい
ほんと?!
ありがとう!
ありがとう!
海人は冷たく言ったつもりだったが、あいはそれをOKだと受け取ったらしい。
あいは立ち上がり、すう、と息を吸い込んだ。
水瀬 あい
私、松下先輩が好きです!
付き合って下さい!
付き合って下さい!
赤石 海人
......
水瀬 あい
どう...か、な...
そう言いながら顔を上げたあいは、絶句した。
というか、喋ることができなかった。
海人にキスされたからだ。
水瀬 あい
ん......っ
水瀬 あい
(なにこれ...何で私キスされてるの...!?)
口が離れると、あいはまたもや絶句した。
もともと海人とは幼馴染みだ。
海人は、16年間一緒にいて見たことのないような表情をしていた。
水瀬 あい
か、いと...?
何で、キスなんか...
何で、キスなんか...
赤石 海人
...練習
水瀬 あい
え?
赤石 海人
キスの練習だよ
そう言いながらカバンを持ち、海人は教室から出ていった。
水瀬 あい
ちょ...
なんなのあれ――――――!?
○続く○







